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Posted by のらんば長崎運営事務局 at

2015年12月31日

「有明の月」の儚さ・待遇の差

今年最後の2連チャン2日目。
夜が明けた朝7時頃、会社の屋上から拝んだ「有明の月」。


 ▲恥ずかしそうに雲に見え隠れしていた「有明の月」

大晦日の冷え込みと相成って、月もどことなく淋し気。
百人一首から「有明の月」関連句を二首。

今来むと 言ひしばかりに 長月の
 有明(ありあけ)の月を 待ち出(い)でつるかな
」 ~第21番:素性(そせい)法師~

(訳)今直ぐにでも行きますと言われたので信じて待っていたら、
   9月の夜明けに昇る有明の月を待つことになってしまいました・・・

朝ぼらけ ありあけの月と 見るまでに 
 吉野の里に 降れる白雪
」 ~第31番:坂上是則~

(訳)ほのぼのと夜が明けていく頃に外を眺めると、
   有明の月の光かと思う程、吉野の里に真っ白な雪が降り続いている・・・

しかし帰宅時の朝8時過ぎには月も隠れ、早くも小雨がパラパラ。

100

一夜飾りは良くないと言われているので、
30日の内にオイラ担当の玄関周りの掃除を済ませ、注連縄を取り付け。


 ▲正月が来る!って感じ

ついでに、走破25万超えのカワユイ愛車キューブにも正月飾り。


 ▲正月飾りをしている車は最近少ない

この雨でちょっぴり濡れてしまったけど、愛車も気分良さそう♪

久し振りに思い出した、車用ステッカーのキャッチコピー。
しちゃダメよ!飲酒!居眠り!・・・変な事!!
うん、しない!安全運転に務める~♪
でも、変な事はするかもなぁ。

みなさんも、良いお年を♪  


Posted by 夜更かし中年隊 at 12:18震える風景

2015年12月29日

早くも新年に向けての愉しみ♪

「次はこんな本を読みたい!」と〈BOOK OFF〉で購入したのが、次の4冊。

加藤 健二著「伝説のホテルマン〈おもてなし〉の極意
伊集院 静著「なぎさホテル
吉田 修一著「熱帯魚
井上 荒野著「切羽(きりは)へ



伝説のホテルマン〈おもてなし〉の極意」は日本初外資系ホテル「東京ヒルトンホテル」で、
ホテルマンとして徹底した国際的サービス哲学を学び、
接客サービスの最高責任者まで上り詰めたホテルマン人生42年の回顧録。

同じホテル繋がりになった伊集院 静の「なぎさホテル」と吉田 修一の「熱帯魚」は、
共にたまたま読み落としていた作品。
片や直木賞作家、片や芥川賞作家の作品読み比べも楽しみ♪

直木賞作品の井上 荒野著「切羽へ」は、
父である井上光晴が4年間の少年時代を過ごした長崎県の炭坑の島・崎戸 が舞台。


 ▲色んな文学賞を受賞している井上 荒野さん

「切羽」とは、鉱山採掘作業が行われる場所やトンネルを掘っていく一番先。
それ以上先へは進めない、差し迫った困難や場所のこと。
宿命の出会いに揺れる男女の切ない美しさに満ちた恋愛小説だとか。

今は小説にも生活にも麗しい恋心に飢えているから、
ひと時のレモン果汁にでもなってくれるかな?  


Posted by 夜更かし中年隊 at 17:29震える一冊

2015年12月28日

いよいよ年の瀬・オイラの背

夜勤明けの日でも夕方まで一睡もせず、
夕方に「あれ、朝まで仕事してたのは今日だったっけ?昨日だったっけ?
毎日がいつもより早く感じるのは、慌ただしい年の瀬のせいかな?

仕事柄、昼夜逆転の生活をしているので昼間は少しボケ気味なのかも。
ま、以前からそういう事は言われ続けていたんだけど・・・
「ボケッとした人は、ボケない」なんて説もあるし、
ボケてるのか?天然なのか?解らないだけなのかも。

「キングオブコント」で優勝した「キングオブコメディ」の高橋健一が、
窃盗と建造物侵入の疑いで 逮捕された。


 ▲お笑いコンビ「キングオブコメディ」の左が高橋

このコンビについて詳しくは知らないまでも、
個性的な顔立ちの相方:今野浩喜はTV「下町ロケット」でも活躍を見ていたし、
高橋健一に関しては何処か醒めた目をした芸人だなと感じていた。
趣味・嗜好は人それぞれあっていいけれど、他人に迷惑を掛けないのがルール。
YouTubeでコントを見ると、あれだけ面白いコントが出来るだけに残念だ。

さんまがあるTV番組で「ボディソープで普通に顔を洗っている。」と発言した処、
「顔は洗顔ソープやクリームで洗うのが当たり前。」と反論されていた。
そういうオイラは、手近にあるきれいきれいのハンドソープでずっと顔を洗っていた。
頭髪も石鹸でボディーと一緒に洗い流していたし、
同じ人の肌や髪だから洗えば一緒だとこれ迄思っていた。


 ▲これで顔も洗ってました・・・

しかし「肌も部分によって敏感さが違う」とか「ソープの殺菌力も違う」と指摘され、
それ以後、顔や頭髪はそれぞれのソープを使うようになった。
だからと言って、肌がスベスベ・キレイになったとかは感じない。
やはり、いろいろな面で鈍感なのかな?

早くから決めていた2案のデザイン年賀状を朝から印刷。
足りなくなったインクの買い出しにダイレックスまで車で走ったり、
賀状に手書きの一文を添えるのに朝4時まで掛かってしまった。
朝7時には息子を会社へ送り、ついでに中央郵便局で年賀状を投函。

さぁ、後は家と部屋の掃除が残るのみ。
年末も年始も、楽しい?2連チャンが待っている♪(T_T)  


Posted by 夜更かし中年隊 at 18:49人の振り見て

2015年12月28日

生も死も「ひとり」が基本じゃ~

手遅れ気味な?今週の教訓カレンダーは「ひとりじゃ、つくれないもの」。

世の中には「ひとりでつくれるもの」「ひとりでしか、つくれないもの」と
ひとりじゃ、つくれないもの」「みんなでつくるもの」がある。
仕事や遊びで同僚や仲間とつるんでいても、
いざ!という決断を己自身で行わねばならぬ時が必ず来るものだ。
逆に又、己自身で出来ることの限界も知ることになる。


 ▲一匹じゃ作れないハート

偉人たちの名言。
「結局、あなたが受け取る愛はあなたが与える愛に等しい」~ジョン・レノン~
   ※自分でやってきたことが、今に繋がっているのだ

人の価値とは、その人が得たものではなく、
 その人が与えたもので測られる
のです」~アインシュタイン~
   ※亡くなってから名を遺すことも・・・

今日誰かが木陰で休むことができるのは、
 遠い昔、誰かが木を植えてくれたからなのです

   ※前世からの繋がりで今があり、存在する。つまりは、そういうこと。

決して「一人で生きている」なんて思い上がっちゃいけない。
「生かされているのだ」・・・(なんか、宗教家風だな?)
「ひとりじゃ、つくれないもの」が出来上がった時、歓びもやってくる♪  


Posted by 夜更かし中年隊 at 01:54震える言葉

2015年12月26日

伊集院 静「大人の流儀」を追いかけて

伊集院 静著のベストセラー「大人の流儀5 追いかけるな」読破。
第一弾が「大人の流儀」。
続・大人の流儀」と続いたと思ったら、味をしめて?シリーズ化。
「大人の流儀3 別れる力」「大人の流儀4 許す力」「大人の流儀5 追いかけるな

決して流行を追いかけて読んだのではなく、(それはそれで面白いのだけれど)
このシリーズはこれ迄も読破してるし、ずっと好きな作家だし、
友人が先に購入して読み終えた本を拝借した次第。
だから、いつもの様にいい文章に傍線を引くこともなく、書き写しながらの読書。


 ▲流儀を説いて、早くも第5弾!

「世の中には、様々な人が様々な場所が、
 あなたを待っていると信じることが大切である」
「信心は、人の行為の最上位にある」
いい恋人がいるとは、皆孤独で淋しい時間、
 自分は何なのかを見つめていた人だ



 ▲オノロケの言葉なのか?

「どんな職業・仕事も周囲の人が見守り、育ててくれる」
「静かな者ほど、いったん自信を持てば頑固な点がある」

夢を持ちなさい、志を持ちなさい。
 その夢に向かって、人の何倍もできることをしろ


「善い人から旅立つのは真実らしい」
「倒れるものがあるから、新芽も出てくる」



死を覚悟せねばならぬ経験は、人間に生きる基本を見直させる

「大人の男はいつも覚悟して外を歩くものであり、仕事場に立つものだ」
「人を育てるということは、生涯を見守ることである」
便利なものには毒がある。
 手間がかかるものには、良薬が隠れている
」 ※意外と古い考え方かも?

人間がこしらえた道具をそまつに扱うヤツは、
 何十年経ってもまともな人間になれない


誇りと名誉を捨ててしまったら、金に敗れたことになる

不安と孤独こそが人間を成長させる原動力であり、必須条件である
「本気で憤れ。心底、悔しいと思え。それしか強くなる方法はない」・・・

こんなことを言う和尚には、オイラも惚れる。
神様にはわしも逢ったことはないが、いた方が何かと都合がいい


 ▲最近は説法一つできないお坊さんも・・・

伊集院さんの作品には人間の死を書いても、そこにユ-モアがあります
この台詞を吐いた編集長と、伊集院さんは仕事をしたくなったという。

最近ではメジャーリーグの多額の契約金をけり、
古巣:広島へ戻った黒田選手にも一つの「大人の流儀」を教わった。
食べ方・喋り方・酒の呑み方一つにも、その人なりの流儀がある。
思わず惚れる・惚れさせてくれる生き方や言葉探しに、
今日も奔走するとしよう。  


Posted by 夜更かし中年隊 at 08:06震える言葉人物探訪

2015年12月24日

「酒」と「女」と「音楽」は欠かせない!?

宮沢りえが「今、一番共演したい人」だと言う、マルチタレントのリリ・ーフランキー
こんなおっさん(失礼!)でも若い女優に惚れられるってのは、
役者冥利と言わずに何と表現すればいいのだろう?
出来れば、身代わりになって・・・?

◎女優「宮沢りえ」 VS 文筆家・俳優「リリーフランキー」


今、一つの円熟期を迎えつつある女優「宮沢りえ」と、
文筆家・俳優・イラストレーターと色んな顔を持つ「リリー・フランキー」の対談。
これが、お互いの感性の素晴らしさが見え隠れして楽しい♪

宮沢りえが放った言葉。

「40歳の十年後には、舞台に立っている女優になりたかった
「リスクを考えずに飛び込んでいく」
「舞台は日常と違う神聖な場所。土足では入れない」
「(俳優は)自分が自分でなくなる瞬間が嬉しい


 ▲似合いそうもない二人だが・・・

片や、流石の年輪を感じさせるリリー・フランキーの言葉。

「妄想していると、思った通りにいかなくなる」
スカッ!としないからこその心のうねりが、作品になる
「絵や文には、ひとりでやる責任感が伴う。
 ひとりでやる仕事では、いつももがいている
「心中する前に、駆け落ちもしてみたい」
悪役には、モラルとか常識を超えていく楽しさがある

昔、俳優養成所のキャッチコピーにこんなのがあった。
野球選手になりたかった。パイロットにも、警察官にもなりたかった。
 だから、何にでもなれる役者になった

色んな人物に変身出来る役者は、
思考回路が自由でないとやっていけそうにない。  


Posted by 夜更かし中年隊 at 17:34拡がる世界

2015年12月23日

「♪人生いろいろ」忘年会もいろいろ

今年何度目かの「忘年会」。

昨夜は・・・というか、昨夕は〈ヒガナガ川柳会〉のヤツ。
何たって「忘年会」のスタートが夕方4時!
「法事か?それとも遅い結婚披露宴か?」
場所も定番・いつもの所じゃ、なかなか嬉々として望んで行けやしない。
と嘆きつつ参加したらしたで、皆さん一時代を生き延びてきた先輩方ばかり。
話が延々と続いていく感じの和やかな雰囲気♪
〈ヒガナガ川柳会〉の歴史や個人的な川柳との関わり方・バックボーン等、
特に趣味に邁進す年長者にはそれなりのポリシーがあり、
例会ではなかなか聞けない話がたっぷり味わえるのも楽しみになる。


 ▲場所はいつもの・・・他にないんかい!?

場所が変わったり、酒が入ったり、新しい話し相手が増えると
雰囲気も話す内容も変化するから面白い。
皆が「川柳を通して楽しもう♪」と前向きな姿勢なのも心地良い。

中途半端時間に自由な身となり、
連絡を貰った定期本の受け取りで駅の〈メトロ書店〉へ。
次の待ち合わせ時間に間があったので、
カフェ・ベローチェ 〉銅座町店で本を読んだりメールしたりの時間潰し。
僅かな時間だが、こういうフリーなひと時がとても貴重で嬉しい。


 ▲最近は学生の勉学姿が多い〈カフェ・ベローチェ 〉

そして昨夜の締めは、終着駅のスナックでプライベートな送別会。
我々はカラオケもせず、静かなお喋り。
来店していた気の良い中年3人組に、
オカマのヒバリちゃんが絡み楽しそうに騒いでいた。
いろんな男に絡み付くヒバリちゃんの存在感が、
この店で次第に大きなっていくようで、やや危惧感を感じたり・・・face07  


Posted by 夜更かし中年隊 at 12:36人生いろいろ

2015年12月22日

二度が三度に度重なって~♪

始まりは約2週間ほど前の話。

国際交流センター」より、アジア各国から20代前後の学生さん等数十人の宿泊。
その通訳で来館・宿泊されてた一人が、元同僚のNさん。
ホテルのフロントを挟み、顔を見合わせて
「あら、〇〇さん?」「おっ、Nさん?」
会社を辞めた後、今は得意の英語力を活かし通訳の仕事をしているらしい。
表情も明るく体型はややユトリ型になってい、お互いの近況報告。
「この前、N館長と会って話したばかりなんです」※そりゃ、会えば話位はするだろ?
「おうおう、元気にしてましたか?」なんて、昔の同僚の様子を伺ったり・・・


 ▲アジアと言えどこれだけ広い

二日前に、別同僚から「N館長のお母さんが亡くなられた」と通夜・葬儀のメール。
N館長(当時は課長)はオイラが配属された職場を知り尽くした先輩として、
ある時は多々の諸問題を黙々と一緒に処理してくれ、
ある時は呑んで騒いで引き吊り回した?信頼のおける厳(いか)つい好人物。
自分が移動した後、直ぐに館長になってくれた後輩。
先日ホテルで、館長の話をしたばかりだったのに・・・の感慨。

そして突然の通夜の時間ってのが、これまた「Tの送別会」予定の日時。
同僚Tが早期に会社を辞めるというので、
仲間内でやっと数日前に場所・日時を決めたばかりだった。
当然、「Tの送別会」は延期することに。
同僚TもN館長もメール報告してくれた友もオイラも皆、
たまたま元同じ職場の人達で、今は夫々が違う道を歩いている・・・


 ▲「舞台は〇〇〇」昔うたったような?

いろんなモノが、重なる時は重なるものだ。(当たり前か?)
現実こそ偶然の宝庫
何かに操られて生きてんだから、見えないモノを信じなくては!  


Posted by 夜更かし中年隊 at 07:33人生いろいろ他生の縁

2015年12月20日

「恋多き歌人」の残り火

彼女は養護老人ホームで亡くなった。83歳。

たたかいに やぶれて咲けよ ひまわりの 種をやどして をんなを歩く

恋愛を「たたかい」と詠み、、内奥に花の種を宿した歌人。
彼女は半世紀という長きにわたり、地域の短歌会を牽引してきた。
そんな歌人を、3年目になる生意気な女性記者が取材を始める。


 ▲よく見ればひまわり

「あなた、目に見えるものと内容が違うことくらい、新聞記者ならわかるでしょう」

結婚もしなかったし、子供もいない。
 そのお蔭で手に入れたものもたくさんあるのよ


人間ひとりを、そんなカテゴリーでくくろうってところに無理があるの
 記事にするなら、わたしが死んでからにしなさい」

「あなた、おもしろそうな子だから、わたしの追悼記事をお書きなさいな。
 もちろん、すごくおもしろく書かなきゃだめよ」

後ろめたいことのない人間なんて、胡散臭くて気持ちが悪い

「文化人ってのは、記者を前にして自分がどう見えるかばっかり気にしている。
 あそこまでいくと滑稽を通り越して気の毒だな」・・・

彼女は自分の夢を叶えてくれるかも知れぬ青年とふたり、泥まみれの晩年を選ぶ。
何度目かの二人旅から帰り、体調を崩した歌人は、
青年へ全ての譲渡手続きを済ませ老人ホームへ入所する。
これから先は、自分が死んでも二度と会わないこと」といいつけをして。

彼女の死から約一年後。
青年は5年間の豊饒な歌人との景色を「デュラスとの日々」という小説にし、
注目を浴びることになる・・・

175

これは桜木紫乃の小説「起終点駅ターミナル」の中の
たたかいやぶれて咲けよ」の一編。



映画化するなら、80代の「恋多き歌人」を演じられるのは誰だろう?
ちょっと気の強そうな新聞記者は?そして青年は?
そんなことを夢想させる、心に余韻を残した小説だった。  


Posted by 夜更かし中年隊 at 16:19人物探訪

2015年12月19日

「無知」がムチを振る!?

今週の教訓カレンダーは「疑おう」。

人は疑い出すことで人間不信に陥り、孤独を深める。
疑い出したらキリがない。
嘘だと解ってても、信じてやれる度量を持ちたい。

偉人たちの名言。
すべては疑いうる。」 
   ※疑うにも程がある。自信がない証拠か?

「先入観を取り除くために、常に『なぜ』と自問しない者は
 どんなに勉強しようとも怠け者だ。」 

懐疑は発明の父である。」 ~ガリレオ・ガリレイ~
   ※そう言えば「必要は発明の母」ってのもあった・・・



知識欲が豊富な子供は、よく「なぜ?」「どうして?」と問いかける。
いろんなものが目新しく、興味津々なのだろう。
それが大人になるにつれ何でも解ったような顔してくるが、
実は知れば知る程に森羅万象・世の中は奥が深い。
無知であることは罪ではなく、知ろうとしないことが罪なのだ。

「真の知への探求は、まず自分が無知であることを知ることから始まる。
 無知であることを知っている者は、賢い者である。」 ~哲学者:ソクラテス~  


Posted by 夜更かし中年隊 at 14:57震える言葉

2015年12月18日

漢字にまつわるエトセトラ

「むしる」の漢字がこんな字だってことを、Facebookで初めて知った。



毟る」=むしる。
字体からして何だか痛々しいので残酷に感じるのだろう。
「毟」には「毮」「挘」の異体字がある。
〈異体字〉とは標準の字体と同じ意味・発音を持ち、表記に差異がある文字のこと。

「人」っていう漢字は、いかにも二人の人間が支え合ってる様に見えるし、
いかにも!って漢字なら「串」の字が浮かぶ。


 ▲名は体を表す?

串刺しにした〈豚バラ〉や〈小海老のシソ巻〉、食べたくなったなぁ。
象形文字に近い漢字を屋号にする店も多い。



漢字と言えば仕事柄、宿泊者で見慣れない珍しい名前の方とお会いする。
「皇」さん・「栂尾」さん・「椚田」さん・「五百旗頭」さん・・・
単にオイラの知識不足かな?

正しい読み方は、
「皇(すめらぎ)」・「栂尾(とがのお)」・「椚田(くぬぎだ)」・「五百旗頭(いおべき)」
いやいや、こんな苗字はスラスラ読めないのが普通だろ?
  


Posted by 夜更かし中年隊 at 16:45なるほど~

2015年12月17日

「母と暮せば」を一緒に見れば

もっと早くに!とは思っていたのだが、やっと映画「母と暮せば」を鑑賞。



もう息子には合えないと、思っていました。」

故:井上ひさしさんの構想を得て「おとうと」「小さいおうち」の山田洋次が監督
吉永小百合と二宮和也が親子役、黒木華・浅野忠信・加藤健一の共演。
物語りは長崎が舞台なので、大ロケーションが地元で話題になった。

監督・出演者の舞台挨拶付き「母と暮せば」試写会が長崎で開催された時、
舞台挨拶が終わると一部のファンが映画も見ずに退場し批判を浴びているが、
それを一番悲しんでるいのは退場した人がファンだという
他ならぬスター本人ではないだろうか?

◎映画「母と暮せば」予告編


自分もエキストラ出演した浦上での電車車庫内での撮影シーンは、
開映まもなく現われ「アッ!」と気付いて瞬く間に終了。
前ドアからはある会社の社長さん(たまたま知っていた)が乗り込み、
後ドアから二宮くんが走る電車に飛び乗るシーン。
「あの僅かのカットに一日掛かり?」と、映画撮影の大変さが偲ばれる。

◎「母と暮せば」ロケと有難き友人
http://hayaoki1951.noramba.net/e269857.html

壁一つで被害状況も違い助かったりする場合もあると言うが、
同じ教室・講堂にいながら原爆で跡形もなく消えて逝った息子に対し、
教鞭をとっていた教授はガラスの破片を受けながらも僅かは生き延びたという。
同じ状況下でも、被害者が受けたこの傷痕や残骸の差は?
例えば長崎原爆投下の8月9日の暑い日に、
大学生等は果たして学生服を着ていたのだろうか?
あの時代に医学生といえど、いくつかの英語を会話で使っていたのか?

そういう重箱の隅を気にしていたら、若い世代に伝わり難いのかも知れない。
多少は時代考証に目をつむる必要もあるのかな?
ましてや、被害妄想的になり易い原爆や戦争の悲劇や哀しみを伝えることの難しさ。
その点ではこの映画「母と暮せば」の話は、
親子の情愛を中心にしたことで万人が受け入れ感情移入し易くなっている。


 ▲年齢差を無視すれば、ホントの親子のようだった主役二人

それにしても、何と幸福な結末だろう
ニック・カサヴェテス監督「きみに読む物語」のラストシーンを想い出してしまった。
心残りのない、もう後悔することのない人生。
それは、山田監督が目指している生き方・エンディングなのかも知れない。

最後の後援・協力の字幕には、しっかり友人の名が刻まれていた。
いい作品と関わりが出来て良かったね♪  


Posted by 夜更かし中年隊 at 21:41震える~シネマ

2015年12月16日

時代を先取り!「スター・ウォーズ」

いよいよ週末18日全国公開となった映画「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」。

生憎仕事で初回上映イベントには参加出来ないが、
既に何タイプもの予告編が製作され映画館でも目にしている。
しかし未だあらすじや関係性は謎のままで、公開を待つしかない。



12月14日にはロサンゼルスで「ワールドプレミア」が開催され、
生みの親であるジョージ・ルーカスはじめ、
ハリソン・フォードやマーク・ハミル、新ヒロインのデイジー・リドリー等が登場。
三大シアターを結んだ6000人規模の、アカデミー賞並大イベントとなったようだ。
ちなみに今回の予告編で、マーク・ハミルは登場していないのも謎だ。

◎「スターウォーズ/フォースの覚醒」予告編1〜3弾


日本では12月10日にJ・J・エイブラムス監督や新ヒロイン&ヒーローが登場し、
六本木ヒルズアリーナでレッドカーペットイベントが行われた。

◎スター・ウォーズ/フォースの覚醒』ジャパン・プレミア


予告編では十字に光る進化したライトセイバーも目を引くが、
コロコロと転がる雪だるまの様な「BB-8」の登場に目が点!


 ▲映画公開で更に注目を浴びそうな「BB-8」

どんなキャラか?も気になるが、その造りや動きが実にユニーク。
こんなキャラの創生や構造を生み出す才能も、尋常ではないと思う。
実際「BB-8」というラジコン玩具も誕生してるので、
「値段は?」とネット検索するとオイソレと買える金額でもないようだ。
でも、独身時代ならちょっと手を出していたかな?

◎「スター・ウォーズ」新ドロイド BB-8 ラジコン


映画を観れば、更にいろんなキャラが登場してくるのかも知れない。
新たな「スター・ウォーズ」の誕生に、もう少し長生きして観察してみるかな?
フォースと共にあらんことを!」  


Posted by 夜更かし中年隊 at 11:00震える~シネマ

2015年12月14日

♪「ホームにて」歌い比べ・聴き比べ

たまに無性に聴きたくなる、中島みゆきの「ホームにて」。
一度故郷を飛び出した経験者にとって、郷愁や哀愁を覚える名曲の一つ。


 ▲ジャケットの中島みゆきは美人だ

本人映像のものがなかったので、一曲まるまる入ったこのYouTubeで。

◎中島みゆき「ホームにて」


これを槇原が歌うと、声がよく伸びてとにかく上手い!

◎「ホームにて」 Covered by 槇原敬之


今回、YouTubeで見つけたBEBEさんのカバー曲。
彼女の歌声も素直で、好きになりそうだ♪

◎「ホームにて」 Covered by BEBE


中村美律子の「河内おとこ節」と共に、
次回カラオケでこの「ホームにて」もチャレンジするぞ~!  


Posted by 夜更かし中年隊 at 14:25震える一曲

2015年12月13日

野坂昭如さん等と共に生きた時代

9日に心不全で死去した直木賞作家の野坂昭如さん85歳。

直木賞受賞作「火垂るの墓・アメリカひじき」を皮切りに、
五木寛之さんとの「対論」や平凡パンチ・話の特集等の記事はよく読んでいた。


 ▲野坂&五木さんは、いろんな役割を演じていた

小説やアニメ「火垂るの墓」でも描かれているが、
戦時中の幼い兄妹の壮絶な物語は特に忘れ難い。
食べ盛りの少年が、より幼い妹の僅かな食べ物まで奪って生き延びる・・・
そんな時代が確かにあったのだ。
もしそれが我が兄妹だったら・・・と思うだけでも、つい切なくなる。

一転して高度成長時代へと移り変わり、浮かれる日本への危惧。
野坂さんは作家・歌手・作詞家・タレント・政治家といろんな顔を持ち、
戦争体験者としていつも精神的に飢えていた。


 ▲こんな時代もあった野坂氏

ロ~ アンド ロ~♪の「黒の舟唄」や「マリリン モンロー ノーリターン」、
ソ、ソ、ソクラテスかプラトンか~ み~んな悩んで大きくなった~♪で有名な
本人出演のCM曲「サントリーゴールド」。

◎「サントリーゴールド900」TV-CM 野坂昭如 1976年


長年の先輩・知人ましてや友が先に逝き、残される方は寂しい。
朝日新聞に掲載されていた野坂さんとの長年の共闘者、
同じ直木賞作家:五木寛之さんの寄稿文にウルッ!ときた。

175

いずれどちらかが先に逝くだろうと覚悟していたが、
突然の訃報に呆然としている。
新人として登場した頃から、偽善・偽悪の両面を役割分担しつつ、
微妙な距離感を保って50年余りが過ぎている・・・

私生活ではお互いに意識的に離れながらも、
時代に対しては共闘者として対してきたつもりである。
ジャーナリズムの奔流の中でくじけそうになるたびに、
野坂昭如は頑張ってるじゃないかと自分を励ましたものだった。
そんな意味では恩人でもあり、仲間でもあった。

大きな支えが失われたようで、淋しい。
無頼派を演じつつも、傷つきやすい芸術家だったと思う。(省略)

175

そっちの世界でも型破りで破天荒な活躍をされると思いますが、
野坂さんの冥福を祈ります。
お疲れ様でした。  


Posted by 夜更かし中年隊 at 15:04人物探訪

2015年12月12日

謎が謎呼ぶ謎のランキング

どういう訳だかブログ「ホットな日々」へのアクセスが突然増え、
のらんば長崎ブログランキング」で何と!久々の一位。
以前にもこんな事があったが、どうなってんだろ?



昨夜の「活キチ忘年会」でも何で?どうして?の話が結構あって、
世の中の可笑しさ・不可解さを味わったばかりだけど・・・

いつもの定位置にいないと、尻がコソバユイ。
慣れないこと・慣れない場所も、刺激的でたまにはいいか?
  


Posted by 夜更かし中年隊 at 14:44人生いろいろ

2015年12月11日

「客」をとるも「責任」をとるも大人

今週の格言カレンダーは「責任をとろう」。

子供ならまだしも、大人になれば「成すこと」「やること」に責任は伴う。
〈原発〉みたいに稼働は出来ても汚染された廃棄物はどうする事も出来ず、
処分地さえ未定のまま負の遺産を未来へ残す・・・
こんな事やってりゃ、子供だってええ加減な大人になるわな?


 ▲人間もこんなに子沢山だったら?

偉人たちの名言。
「責任をもって行動することほど、判断力と意識を鋭くするものはない。」
   ※覚悟を持った人間は強い!

「ここで責任はとまる。責任の転嫁はしない。」
   ※こういう大人が少なくなった。せめて自分だけは!と思うが・・・

果実を食べる者は少なくとも、種子を植えるべきだ。」
   ※負の遺産より、夢や果実を残したい


 ▲大人なら未来や先を見据えた行動を

権利と責任・需要と供給・自由と束縛・光と影・・・
大人は多くを望む時、失うモノも覚悟しなけりゃならない。
責任の取り方を知らなきゃいけない。
ホームベースは自分で守っていくしかない。
  


Posted by 夜更かし中年隊 at 14:49震える言葉

2015年12月10日

敵は小原流、こっちは何もセンリュウ

相変わらず駆け込み投句が続いている「ヒガナガ川柳」。

今回は週末辺りから〈ハムレット〉並?に、
立川談春著の「赤めだか」を読むべきか?
はたまた川柳の作句を急がねば!で、かなり悩んだ。
とにかく「赤めだか」の話の続きは気になるし、
火曜夕方には「ヒガナガ川柳」宿題の提出期限だし・・・
結局、〆切が迫る川柳作句を優先しちゃいましたが。

自由句の〈たちばな抄〉2句。
  「奨学金 学生ローンと 裏でよぶ」 ※ニュースで話題に!
  「終わったら 爽快感の ある便秘」 ※オイラは至って快便♪



下ネタ風だし川柳会にそぐわない内容かも?と思いつつ、
〈爽快感〉という明るい響きと最後のオチが気に入り提出した便秘の句は、
投句前の心配をよそに笑いと優秀句をゲット!
選者がユーモアがある男性だったので、拾って貰えたのかな?

宿題(1)「どさくさ」
  「どさくさに 紛れ犯人 雲隠れ
  「ランナーが どさくをを抜け 飛び出した

宿題(2)「石」
  「墓石にも 貧富の差かな 黒御影
  「腕白が 石を蹴りつつ 帰り道」
  「転がされ もまれて石も 丸くなる

当日出される〈席題〉は時期的にシーズンだというので「クリスマス」。
  「クリスマス サンタとケンタ 超多忙



年輩者が多い出席者から「ケンタって何?」の質問。
ケンタッキークリスマスメニューなんて知らない層の存在有り!


 ▲クリスマスシーズンに見られる光景です

川柳会は見掛けによらぬ意外性や人間性が垣間見えたり、
思わぬ勉強が出来ていろんな発見がある所。  


Posted by 夜更かし中年隊 at 16:32拡がる世界

2015年12月09日

タイミングに恵まれだか?「赤めだか」

前日「赤めだか」についてブログ書いたら、今日の新聞にこの広告。
何事にも読む・書く・学ぶタイミングってものがあって、
これを外すと「縁がなかった」って事になる。



今日嫁さんが「実印を作りたい」ってんで「確かこの辺りに在ったはず・・・」と、
車走らせて見つけた印鑑屋に飛び込んだ。
暫く車で待機していたら、嬉々として帰ってきた。
「たまたま同級生がやってる店だった。
 6000円の印鑑を、3500円に負けて貰った」と言う。
「おっ、良かったなぁ。何かの縁だなぁ」
今日もどっかで、気紛れな神様がしたり顔してる?


 ▲昔、神楽坂はんこさんていう芸者歌手もいた

昔聞いて受けた話。

彼氏を驚かそうと、彼の部屋の押し入れで隠れて待っていた。
すると、彼氏が知らない別の女と一緒に帰って来た。
驚かされたのは、私だった・・・

嗚呼、世の中はタイミング♪
どんなに良いことだって、タイミング次第で悲喜こもごも。  


Posted by 夜更かし中年隊 at 17:45震える新聞記事

2015年12月08日

「赤めだか」で落語に目覚めだか??

読み始めた文庫版、立川 談春著「赤めだか」が兎に角面白い。
落語界の鬼才!立川談志率いる立川流に入門した談春の青春記。

サラリーマンより楽だと思った。
とんでもない、誤算だった。
落語家前座生活を綴った破天荒な名随筆



「談春のセイシュン」で季刊文芸誌に連載、単行本刊行時に「赤めだか」と改題。
この本で第24回講談社エッセイ賞受賞
談春は今「最もチケットの取れない落語家」とも言われ、
TVドラマ「下町ロケット」ではお堅い経理部長役で俳優としても活躍中。

まだ「赤めだか」を読み始めたばかりだが、
ユーモアを交えた絶妙な文章力や構成力に素人が読んでも文才も感じる。

〈談春〉は17歳で立川談志に弟子入りし、新聞配達をしながら修行を始める。
ある日芸の為と、築地魚河岸に一年間修行に出されている。
そこへ放送作家の高田文夫に連れられて、家元に〈志らく〉が入門してくる。
何も満足にできないから、河岸へ修行に行ってこいと云ったら嫌ですと言う。
じゃあクビだと云ったら、それも嫌だと言う。
僕は河岸に行くために落語家になったわけじゃない。
自分のしたくないことは、絶対にしたくないと言う。


 ▲半端ない実話の面白さ♪

一年の修行を終えて築地を去る日、魚河岸のおカミさんが云う。
〈志らく〉とかいうのだけには負けるんじゃないよ。
 河岸は嫌ですって云ったっていうじゃないか。
 そんなのに後れをとったら、あたしゃ許さないからね
」・・・
この対立構図、まるで「下町ロケット」のドラマ並ではないか!?
この先、どうなっていくのだろう?と期待感を抱かせる文章力が並ではない。

「赤めだか」の本の推薦文にも、並々ならぬ力が入っている。

「あらゆる雑誌の中でいまいちばん面白い」 ~エッセイスト:目黒孝二~ 
   (※「本の雑誌」より)
プロの書き手でもこの水準の書き手は、ほとんどいない。
 間違いなくこの人は、言葉に祝福されている
」 ~文芸評論家:福田和也~

「赤めだか」はTBSでTVドラマ化され、12月28日(月)夜9時から放映される。



談志をビートたけし、談春が二宮和也、志らくを濱田岳、魚河岸の女将は坂井真紀。
原作がこれだけ面白ければ、ドラマの成功間違いなし!?  


Posted by 夜更かし中年隊 at 23:22震える一冊
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夜更かし中年隊
アラカン(アラウンド還暦)世代。
親父の立場や経験から、
独り言・視線・つぶやきを交えながら
世の中を笑い飛ばして行きます。
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