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Posted by のらんば長崎運営事務局 at

2016年08月19日

「人間」じゃなくて「野獣」?

オイラが劇画調?に「手前ら、人間じゃねぇ」とふざけて言えば、
息子は「凄い!まるで野獣の群だね」と感嘆!

何の話かと言えば、女子レスリングでの金メダルラッシュの話。
登坂絵莉選手が女子48キロ級で金メダル!
伊調馨選手が女子史上初の五輪4連覇達成!
土性沙羅選手が69キロ級で圧巻の金メダル!



▲五輪4連覇達成の58キロ級の伊調選手 出典 rio.headlines.yahoo.co.jp

◎女子レスリングで金メダルラッシュ!!
http://matome.naver.jp/odai/2147148050253537201

金メダルを期待され銀や銅メダルで終わった選手等が、
「申し訳ない」と萎縮し謝罪している光景も今回多く見られる。
素人目から見れば、五輪出場や銅メダルでも凄い事。
我々が勝手気ままに金メダルを期待しているのだから、謝罪する必要もないと思う。

それついてロンドン五輪の代表監督:篠原信一氏は、ある番組でこうコメント。
「金メダルを狙いに行っているのに、お情けをかけられたら選手はどう思うだろうか?
 私は、選手が金メダルのために4年、8年とかけて頑張っている姿を見ている。
 〈お疲れ様でした〉は言えても、どうしても〈おめでとう〉とは言えない」・・・


 ▲茶目っ気もある篠原信一氏

お疲れさまでした〉と〈おめでとう〉の間にある気持ちの確執。
特に傍で見守り指導して来た側から見れば、
「(その実力から)金メダルを期待していたのに!」という強い思いがあるのだろう。
本人も期待を受け、頂点目指して頑張って来た思いからの「申し訳ない」の言葉。

誰が正しい・間違っている・・・の問題じゃなく、応援する立ち位置の違い。
勝手な応援団としては「申し訳ない」と言われる筋合いなど、全くないのだけれど・・・
それに例えメダルに届かなくても決してお情けじゃなく、
選手達には素直に「よく頑張った!」「有難う」「お疲れさん♪」と思っている。  


Posted by 夜更かし中年隊 at 07:56人生いろいろ人物探訪

2016年06月07日

「モダンエイジ」をナマ歌で♪

昨夜のNHKラジオ深夜便、3時からは〈ディック・ミネ〉特集。

〈ディック・ミネ〉1908年10月徳島生まれ、 本名は三根 徳一。
オイラが知っている〈ディック・ミネ〉は、昔にしてはモダンな叔父さんの印象。



名前の由来からして品がちょっとあり過ぎ?て、ここでは言えない。
日本のジャズ・シンガーの走りとして、ジャズ歌手&ドラマーとして活躍。
そこを淡谷のり子に見出され、レコード歌手としてレビュー。
「ジャズ」の世界から「流行歌」へ転向させたのが、作曲家:古賀政男
それでもスウィングや歌唱法が演歌っぽくないのが、〈ディック・ミネ〉の特徴といえる。

「ダイナ」「二人は若い」「旅姿三人男」「夜霧のブルース」とヒット曲も多く、
深夜放送で初めて聴いて驚いたのがこの曲「モダンエイジ」。
何と!ディック・ミネ&淡谷のり子のデュエット曲で、作詞:石坂まさお・作曲市川昭介。
YouTubeに二人の曲がなく、山川豊&川中美幸のデュエット版があった。

◎ 「モダンエイジ」山川豊&川中美幸


 ♪ファーラウェイ おまえがいればこそ 歩いてこれた道
  時には涙して 甘えた腕の中

  ファーラウェイ あなたがいればこそ 信じてこれた愛
  時には傷つけて おまえをダメにした

  季節はめぐり 街の姿かわれど
  かわりきれぬ かわりきれぬ 男と女
  とざした目の中に 明日がまだ見える
  歩いて行こうふたりは モダンエイジ

今聴いても、曲も歌詞も全く旧さを感じさせないモダ~ンな曲。
高齢になり酸いも甘いも乗り越えたディック・ミネ&淡谷のり子の、
二人の老練の歌声で聴いてみたかった気もする。  


Posted by 夜更かし中年隊 at 14:51人物探訪

2016年06月04日

彷徨う老人たち・群がる女たち

何かしでかそうとする人は、やたら元気がいい。
やる事の良し悪しに関係なく気持ちが前向きな事と、
内にマグマの様なパワーを秘めているからだろうか?

直木賞作家:黒川博行原作の映画「後妻業の女」の予告編見ながら、
最近の映画はやたらワルが活躍する映画が多く、しかも面白そうに感じる。



あなたの愛とお金、ねらわれてませんか?

金持ち男の後妻に入り、財産を狙うのが〈後妻業の女〉。
63歳の武内を演じるのが大竹しのぶとくれば、そのワル振りに期待も高まる。
監督はTV界で活躍し、数々の受賞歴に輝いた鶴橋康夫。
共演が豊川悦司・笑福亭鶴瓶・津川雅彦・永瀬正敏ほか、実に個性派揃い。



「結婚相談所に限って言えば、男の高齢者がよくモテる。
 第一条件は資産があること。
 持病があればなおいい。
 看取る時間の効率が良いから女同士の取り合いになったりする・・・」

紹介文からして、人の業が絡み合う凄まじい世界。
欲に溺れ、欲望丸出しの人間から見えてくるのは果たして?

◎「後妻業の女」映画オリジナル特報


一方で、増え続ける老人社会を扱ったこんな本も注目されている。
新郷 由起 著「老人たちの裏社会」。



世界一の長寿国となった日本。
本来は加齢と共に人間性が円熟するはずが、
目標も生き甲斐もないまま余生を持て余し、犯罪行為や色欲などに走り、
問題行動を起こす程に不良化し孤独感を深める老人たち。

貧困や自由過ぎる時間や待ち受ける病気や健康不安・・・
「上手く年を取る」ことの難しさも学ばねばならない。
  


Posted by 夜更かし中年隊 at 17:01人生いろいろ人物探訪

2016年05月26日

村川絵梨ちゃんがジャンプする?

オイラの中ではず~っとマイブームの村川絵梨ちゃん
これ迄にも彼女への想いを綴ったブログを、ちょっと振り返って読む。

「僕達特急」の村川絵梨にポッ!
http://hayaoki1951.noramba.net/e229871.html

今夜も「深夜食堂」が待っている♪
http://hayaoki1951.noramba.net/e267172.html

さて、その村川絵梨ちゃん。
今度は瀬戸内寂聴原作の「花芯」映画化で主役をはり、
妖艶で悩ましい女性を演じて新境地を切り開くと言う。


 ▲頑張ってる感じはするけれど・・・

監督は安藤尋、脚本が黒沢久子。 
主な出演は村川絵梨、林遣都、安藤政信、毬谷友子。

1957年に発表された原作の「花芯」は「子宮」という言葉が多く出てくることから、
子宮作家」と呼ばれた5年間ほど文壇的沈黙を余儀なくされたらしい。
原作が子宮ズキンズキンなら、映画はボキッボキッさせて欲しい

◎映画「花芯」予告編


でも予告編観る限りでは、まだまだ表情も演技も硬いし吹っ切れてないなぁ。
きみという女は、からだじゅうのホックが外れている感じだ
そう思わせる崩れた色っぽさには、まだ未熟感が漂う。
これ迄の清純イメージから、何処まで居直って演技開眼しているか?

「花芯」の完成度には、心配しながらも期待している♪  


Posted by 夜更かし中年隊 at 10:59人生いろいろ人物探訪

2016年03月12日

おこ~られる程コーラ好き?

名前からしてインパクトがある小説家「山崎ナオコーラ」。
本名の「山崎 直子」だとつい聞き流してしまうが、
「山崎ナオコーラ」だと聞くと何?何だって?とつい反応してしまう。
ちなみに北九州市生まれで、好きなコーラは〈ダイエットコーラ〉なんだと。

〈コーラ〉と言えばオイラも昔、
朝から瓶コーラ500mlを飲んで出社する程のコーラ中毒だったface07


 ▲「山崎ナオコーラ」はこんな顔なのーら? By KADOKAWA

聞捨てならないデビュー本タイトルが「人のセックスを笑うな」。
この作品で文藝賞受賞、更に松山ケンイチ&永作博美共演で映画化にもなった。


 ▲「人のセックスを笑うな」 笑う程、上達してないし・・・

更なる話題作が「かわいい夫」ときたもんだ。
犬・猫や子供に続いて、いよいよ夫も可愛いと呼ばれる程ペット化してきたか?

「私の夫は頼りがいもなく低収入だから、自慢にも聞こえないはず」
   ※〈低収入〉でもく〈定収入〉なら良しとしなくちゃ!
誰の人生も、自然と物語になる
頼りがい・経済力があるのが男、というような価値観だけで物事を捉えなくていい
売れる本ばかりだったら、
 一つの価値観だけを肯定するようなつまらない世の中になってしまう

「小部数でも意味があると信じて、(本を)世界に出していきたい」・・・

うんうん、そういうスタンスは共感出来る。


 ▲「かわいい夫」表紙イラストは懐かしい〈チッチとサリー〉ではないか!?

夫との日々の生活・会話など、半径5メートル程の世界を書いたという「かわいい夫」。
旦那さんは書店で働く仕事らしい。
父との死別、流産、再度の妊娠、出産・・・と、普通の生活?も色んな体験だらけ。
普通に生きるってのも、ホント大変なんだよなぁ。  


Posted by 夜更かし中年隊 at 11:29拡がる世界人物探訪震える一冊

2016年01月19日

「立川談志」ってやっぱりスゲ~♪

「立川談志」については、あちこちで色んな話が出てくる。
先般やたら持ち上げた?立川談春の「赤めだか」にまつわる話や、
YouTubeでも「立川談志」で検索すれば様々な逸話が聴けたり見られたり・・・
そういう意味では、便利ないい時代になったものだ。


 ▲YouTubeはネットの凄さを感じさせてくれる・・・

知れば知る程、破天荒で我儘で才人で面白く不可解な人物だと解る。
それでも何やっても〈やっぱり凄い!〉と思わせるブログを発見。

◎立川談志ってやっぱりすげー
http://matome.naver.jp/odai/2132203290691388501

溺れた円楽を助けなかった理由や談志の慢心を懲らしめる田辺社長、
寄席に来ていた居眠り客との裁判沙汰の顛末など、
本人が引き寄せる行動力の魅力や魔力?が介在するとしか思えない。


 ▲政界で活躍?していた時代もあった

「野球界に長嶋在り、落語界に談志在り」といった
これ等の面白くて可笑しくて愉しい逸話は、
少しずつ形を変え色を付け乍ら伝説になっていくのだろう。
そういう時代をちょいとでも理解し、共有出来る幸せを噛みしめる。

今自分がやっていることが、今まで自分で築いてきたもの。
よく覚えとけ。現実が正解なんだ。」 ~立川談志~  


Posted by 夜更かし中年隊 at 11:30人物探訪

2016年01月16日

竹田圭吾さんに学ぶ生き方

ちょっと風邪を引いても直ぐ気弱になり
「アッ、俺もうダメかも・・・」なんて思ってしまう性分なので、
膵臓癌という病気の告知を受けても最後まで表に出て頑張っていた
ジャーナリスト〈竹田圭吾さんの生き方には学ぶ事が多い。

〈竹田圭吾〉さんについては、少し前ブログに記述した。

◎気持ちを整え、身体は鍛え♪
http://hayaoki1951.noramba.net/e271481.html

今新たに竹田さんのガンについての考え方を学ぶと、教えられることが多い。

「最初のうちは怖くて他人にガンであることを打ち明けられなくて、
 そのほうが苦痛だと気付くまでに時間がかかった」
ガンが見つかったら生き方の中で何を優先しようかな?と
 (気楽に)検診の段階から思い浮かべておくのが大事ではないか



 ▲ガンとカツラを告白しながら仕事はつづけた

「ガンというのは、必ずしも『襲われて』『闘う』ものではないと思う。
 自分の中に住みついたものを、なだめすかしながら、
 何とか抑えながら生活の質を維持していく
、ガンとはそういうもの」

「どれだけ治療が順調で、家族に寄り添われて友人や仕事仲間に励まされても、
 孤独からは絶対に逃れられない。病状が進めばさらに深まる。
 孤独は克服できないけど、違う側にいる自分を現実として向き合って、
 その認識を周囲と共有することで、
 ちょっと種類の違う人生が続いてるだけなんだ
と思える」・・・

そして、レギュラー番組を交替する時のYouTubeも・・・

◎『J―WAVE JAM THE WORLD』出演の竹田圭吾さん


病気と闘い治療して根絶するではなく、
 病気による痛み等の症状をコントロールして、
 生活の質を維持していく
」という考え方。
そして後悔しない為にも、今出来る事を楽しんでやるようにしたいと思う。
何てったって同じ人生なら、楽しんだ人の勝ちと思えるから。

ジャーナリストとしての竹田さんの言葉を胸に、
人生の孤独や楽しみといった喜怒哀楽を噛みしめていきたいと思う。  


Posted by 夜更かし中年隊 at 09:47人生いろいろ人の振り見て人物探訪

2016年01月14日

〈ボギー〉って誰れだったっけ?

NHK-BS放送での「オリエント急行殺人事件」(1974年)を観てたら、
青春スターや亡くなった懐かしい顔が出てくる、出てくる。


 ▲監督はあの巨匠シドニー・ルメット

アルバート・フィニー、イングリッド・バーグマンローレン・バコール
ヴァネッサ・レッドグレーヴ、ジャクリーン・ビセット、アンソニー・パーキンス、
ショーン・コネリー、マーティン・バルサム、リチャード・ウィドマーク・・・

オールスター作品は有名人の出番シーンやカット割りに気を使い大変そうで、
シドニー・ルメット位のベテラン監督でないと気が重くなりそうだ。
「十二人の怒れる男」「質屋」「狼たちの午後」「ネットワーク」「評決」など
社会問題を切り裂く問題作にも重量感があり見応えのある監督作品が多い。
バーグマンはこの作品で地味ながらアカデミー賞助演女優賞獲得したし、
ショーン・コネリーとは相性が合うのか「丘」以来よく組んでいた。


 ▲ショーン・コネリーみたいに歳を取りたい

渋いけど、マーティン・バルサムもいい俳優だったなぁ。
ローレン・バコールの演技を観ながら、
「確か、この人の旦那はボギーだったんだよ」と家人に言うと
「ボギーって誰れ?」という返事。
ボギーっていうのは・・・ううっ、そのボギーの正式名称が出てこないface07


 ▲ボギー&ローレン・バコール夫妻は25歳の年齢差婚

ホラ、あのバーグマンと「カサブランカ」で共演した俳優!
ホラ、あのジュリーが歌ってる「♪カサブランカ・ダンディ」の歌の主人公!

  ♪ボギー ボギー あんたの時代は良かった
   男がピカピカの キザでいられた

  ♪ボギー ボギー あんたの時代は良かった
   男のやせがまん 粋にみえたよ

◎沢田研二「カサブランカ・ダンディ」


この歌は昭和45年だったんだなぁ、ああひと昔ふた昔。
名前がさっ!とで来ないのは加齢のせい?
ちょっと間を置きゃ、スンナリと〈ハンフリー・ボガード〉って思い出すんだけど。  


Posted by 夜更かし中年隊 at 15:04人物探訪

2015年12月26日

伊集院 静「大人の流儀」を追いかけて

伊集院 静著のベストセラー「大人の流儀5 追いかけるな」読破。
第一弾が「大人の流儀」。
続・大人の流儀」と続いたと思ったら、味をしめて?シリーズ化。
「大人の流儀3 別れる力」「大人の流儀4 許す力」「大人の流儀5 追いかけるな

決して流行を追いかけて読んだのではなく、(それはそれで面白いのだけれど)
このシリーズはこれ迄も読破してるし、ずっと好きな作家だし、
友人が先に購入して読み終えた本を拝借した次第。
だから、いつもの様にいい文章に傍線を引くこともなく、書き写しながらの読書。


 ▲流儀を説いて、早くも第5弾!

「世の中には、様々な人が様々な場所が、
 あなたを待っていると信じることが大切である」
「信心は、人の行為の最上位にある」
いい恋人がいるとは、皆孤独で淋しい時間、
 自分は何なのかを見つめていた人だ



 ▲オノロケの言葉なのか?

「どんな職業・仕事も周囲の人が見守り、育ててくれる」
「静かな者ほど、いったん自信を持てば頑固な点がある」

夢を持ちなさい、志を持ちなさい。
 その夢に向かって、人の何倍もできることをしろ


「善い人から旅立つのは真実らしい」
「倒れるものがあるから、新芽も出てくる」



死を覚悟せねばならぬ経験は、人間に生きる基本を見直させる

「大人の男はいつも覚悟して外を歩くものであり、仕事場に立つものだ」
「人を育てるということは、生涯を見守ることである」
便利なものには毒がある。
 手間がかかるものには、良薬が隠れている
」 ※意外と古い考え方かも?

人間がこしらえた道具をそまつに扱うヤツは、
 何十年経ってもまともな人間になれない


誇りと名誉を捨ててしまったら、金に敗れたことになる

不安と孤独こそが人間を成長させる原動力であり、必須条件である
「本気で憤れ。心底、悔しいと思え。それしか強くなる方法はない」・・・

こんなことを言う和尚には、オイラも惚れる。
神様にはわしも逢ったことはないが、いた方が何かと都合がいい


 ▲最近は説法一つできないお坊さんも・・・

伊集院さんの作品には人間の死を書いても、そこにユ-モアがあります
この台詞を吐いた編集長と、伊集院さんは仕事をしたくなったという。

最近ではメジャーリーグの多額の契約金をけり、
古巣:広島へ戻った黒田選手にも一つの「大人の流儀」を教わった。
食べ方・喋り方・酒の呑み方一つにも、その人なりの流儀がある。
思わず惚れる・惚れさせてくれる生き方や言葉探しに、
今日も奔走するとしよう。  


Posted by 夜更かし中年隊 at 08:06人物探訪

2015年12月20日

「恋多き歌人」の残り火

彼女は養護老人ホームで亡くなった。83歳。

たたかいに やぶれて咲けよ ひまわりの 種をやどして をんなを歩く

恋愛を「たたかい」と詠み、、内奥に花の種を宿した歌人。
彼女は半世紀という長きにわたり、地域の短歌会を牽引してきた。
そんな歌人を、3年目になる生意気な女性記者が取材を始める。


 ▲よく見ればひまわり

「あなた、目に見えるものと内容が違うことくらい、新聞記者ならわかるでしょう」

結婚もしなかったし、子供もいない。
 そのお蔭で手に入れたものもたくさんあるのよ


人間ひとりを、そんなカテゴリーでくくろうってところに無理があるの
 記事にするなら、わたしが死んでからにしなさい」

「あなた、おもしろそうな子だから、わたしの追悼記事をお書きなさいな。
 もちろん、すごくおもしろく書かなきゃだめよ」

後ろめたいことのない人間なんて、胡散臭くて気持ちが悪い

「文化人ってのは、記者を前にして自分がどう見えるかばっかり気にしている。
 あそこまでいくと滑稽を通り越して気の毒だな」・・・

彼女は自分の夢を叶えてくれるかも知れぬ青年とふたり、泥まみれの晩年を選ぶ。
何度目かの二人旅から帰り、体調を崩した歌人は、
青年へ全ての譲渡手続きを済ませ老人ホームへ入所する。
これから先は、自分が死んでも二度と会わないこと」といいつけをして。

彼女の死から約一年後。
青年は5年間の豊饒な歌人との景色を「デュラスとの日々」という小説にし、
注目を浴びることになる・・・

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これは桜木紫乃の小説「起終点駅ターミナル」の中の
たたかいやぶれて咲けよ」の一編。



映画化するなら、80代の「恋多き歌人」を演じられるのは誰だろう?
ちょっと気の強そうな新聞記者は?そして青年は?
そんなことを夢想させる、心に余韻を残した小説だった。  


Posted by 夜更かし中年隊 at 16:19人物探訪

2015年12月13日

野坂昭如さん等と共に生きた時代

9日に心不全で死去した直木賞作家の野坂昭如さん85歳。

直木賞受賞作「火垂るの墓・アメリカひじき」を皮切りに、
五木寛之さんとの「対論」や平凡パンチ・話の特集等の記事はよく読んでいた。


 ▲野坂&五木さんは、いろんな役割を演じていた

小説やアニメ「火垂るの墓」でも描かれているが、
戦時中の幼い兄妹の壮絶な物語は特に忘れ難い。
食べ盛りの少年が、より幼い妹の僅かな食べ物まで奪って生き延びる・・・
そんな時代が確かにあったのだ。
もしそれが我が兄妹だったら・・・と思うだけでも、つい切なくなる。

一転して高度成長時代へと移り変わり、浮かれる日本への危惧。
野坂さんは作家・歌手・作詞家・タレント・政治家といろんな顔を持ち、
戦争体験者としていつも精神的に飢えていた。


 ▲こんな時代もあった野坂氏

ロ~ アンド ロ~♪の「黒の舟唄」や「マリリン モンロー ノーリターン」、
ソ、ソ、ソクラテスかプラトンか~ み~んな悩んで大きくなった~♪で有名な
本人出演のCM曲「サントリーゴールド」。

◎「サントリーゴールド900」TV-CM 野坂昭如 1976年


長年の先輩・知人ましてや友が先に逝き、残される方は寂しい。
朝日新聞に掲載されていた野坂さんとの長年の共闘者、
同じ直木賞作家:五木寛之さんの寄稿文にウルッ!ときた。

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いずれどちらかが先に逝くだろうと覚悟していたが、
突然の訃報に呆然としている。
新人として登場した頃から、偽善・偽悪の両面を役割分担しつつ、
微妙な距離感を保って50年余りが過ぎている・・・

私生活ではお互いに意識的に離れながらも、
時代に対しては共闘者として対してきたつもりである。
ジャーナリズムの奔流の中でくじけそうになるたびに、
野坂昭如は頑張ってるじゃないかと自分を励ましたものだった。
そんな意味では恩人でもあり、仲間でもあった。

大きな支えが失われたようで、淋しい。
無頼派を演じつつも、傷つきやすい芸術家だったと思う。(省略)

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そっちの世界でも型破りで破天荒な活躍をされると思いますが、
野坂さんの冥福を祈ります。
お疲れ様でした。  


Posted by 夜更かし中年隊 at 15:04人物探訪

2015年11月24日

大分出身「嘉風関」の活躍に乾杯!

土俵での大分出身「嘉風」の活躍が素晴らしい!
1982年3月生まれの33歳、大分県佐伯市出身で尾車部屋。

今年7月場所には前頭8枚目で12勝3敗、敢闘賞を受賞。
9月場所は西前頭筆頭で白鵬・鶴竜を破り、11勝4敗で殊勲賞・技能賞受賞。
11月の九州場所では小結、初日に鶴竜を破り8勝7敗で連続の技能賞受賞。


 ▲前向きな相撲が気持ちいい嘉風

金星」は平幕の力士が横綱を倒すこと。
小結以上の三役が勝っても、「金星」にはならず白星と言う。
「金星」の報奨金は年間24万円、この金額が引退するまで給与加算される。

幕内最高優勝力士には1000万円
他にも自治体や企業からの金一封や、ビール・米・牛肉・日本酒・高級時計・車等も。
殊勲賞・敢闘賞・技能賞の3賞は、それぞれ200万円
十両優勝は200万円、幕下優勝が50万円。
ちなみに嘉風関は九州場所終了現在、金星4個・三賞7回の受賞歴。
それだけでも凄い金額になる。

今年9月場所終了時に新聞掲載された「マニフレックス」広告。



今日の新聞に掲載されていた、同じスポンサー広告がコレ。



「尾車部屋 嘉風雅継 祝 技能賞受賞
 初場所国技館での嘉風関の引き続きの活躍を
 心からお祈りいたします!
 マニフレックスは熟睡でサポートいたします。」

スポーツ選手は実力を発揮し、目立ち活躍してなんぼのモノ。
横綱:鶴竜関にも引き相撲を止めて、嘉風関並の積極姿勢とパワーが欲しいなぁ。  


Posted by 夜更かし中年隊 at 13:09拡がる世界人物探訪

2015年11月16日

ひょこひょこ「吉田修一サイン会」へ

夜勤明けで「東公民館祭り」へ朝から立ち寄ったりして、
仮眠そこそこに14時からの芥川賞作家「吉田修一サイン会」へ出掛けた。

地元長崎出身の作家:吉田氏の新刊「作家と一日」発売記念に、
長崎駅アミュプラザのメトロ書店が企画・実現したもの。



本は数日前に購入し、サイン会の整理券番号は42番。
これがないと参加出来ないらしい。


 ▲サイン会の整理券

メトロ書店へ慌てて到着すると、特設会場でアナウンスが流れた。
「サイン会のお客様は、こちらからお並び下さい。」
整理券番号順に並ぶものとばかり思っていたのだが、
券持参であれば順番は関係ないらしい。


 ▲「吉田修一サイン会」の看板

丁度一番手前にいたオイラが何と!列のトップになっちまった。
一番って、何だか緊張するなぁ」と思い、
後ろの叔母さんに「順番変わりましょうか?」と声を掛けるも遠慮されてしまう。
その方は待ち時間に作家:吉田さんへの思い入れを熱く語られ、
夫婦で参加されているという旦那さんは文庫本を持って後ろでニコニコ・・・

主催者と作家吉田修一の短いご挨拶があって、即サイン会。


 ▲只今サイン中!の吉田氏

「この本では〈深夜の友情〉が面白かったです。」
「ああ、夜中に友達と歩き回るという話ね。」
「お住まいは?」「水族館の近くの宿町です。」
「昔、水族館には何度か遊びに行ったことがあるよ。まだ、あるの?」
「今はペンギン水族館になっています。」
「地元で応援していますから、頑張って下さい。」・・・
そんな何てことない話をちょっとしながらサインを戴き、最後に握手。


 ▲日付入りにして欲しかったサイン本。

車の中で、いろんな事を考えながら帰った。
吉田修一って結婚してたっけ?
自身の作品で、一番のお気に入りの本や映画化作品は何だろう?
長崎出身の吉田修一と福山雅治は同世代だっけ?
福山の婚約発表で「福山ロス症候群」になった人が周囲に数人いたが、
吹石一恵はいい嫁さんになりそうだ。
福山は伊達に歳とってないなぁ。(我ながら何処まで上から目線?)
・・・等と考えていたら、偶然にも目の前に「福山」ナンバーの車発見!


 ▲「福山」ナンバーを信号待ちにパチリ!

ちなみに、吉田修一は1968年9月・福山雅治は1969年2月生まれ。
学校は違えど、同じ歳の同級生になるのだ。
東高後輩の歌手・俳優で頑張っている竹本孝之は1965年4月生まれ。

渡辺 和子著「置かれた場所で咲きなさい」ではないが、
長崎出身の中年組?が夫々の場所で頑張っている姿はちょっと嬉しい♪

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「作家と一日」の中の一編〈深夜の友情〉とは、こんな話。

夜に暇つぶしに歩いていると、「俺も一緒に歩こうかなぁ」と友達が付いてくる。
しかし、歩いていても話すでもなくウォークマンで音楽を聴いている。
「喋らないなら、一緒に歩くこともないよ。」と言うと、
「ごめんごめん」とイヤホンを外すが、改めて話すことは何もない。
無言のままなので「別にいいよ、音楽聴いてても。」と言うと、また音楽鑑賞に戻る。
夜中にとぼとぼ男が二人。
「音楽聴くなら、別に一緒に歩くことでもないか?」
「そうだな。じゃ」と家に戻ろうとする。
「帰るつもりだろ?」「ああ」
「別に帰れとは言ってないだろ?いいよ、一緒に歩いてても。」
また音楽を聴きながら、二人は一緒に歩き出す・・・

そんなどうしようもない、とりとめのない話。
なのに、何か笑えて身に覚えのある話。  


Posted by 夜更かし中年隊 at 06:44拡がる世界人物探訪

2015年11月02日

永遠の電鉄OB田栗さん

Facebookで長崎電気軌道100周年特集の本を知り、
「今度書店に行った時に・・・」と思っていたら何と嬉しハプニングが!

多彩な車両と特徴的な積極経営で独特の存在感!
「長崎電気軌道100周年」
の特集記事が掲載されている〈路面電車EX〉。
その本が、田栗さんの娘さんから送られてきたのだった。
何というグッド・タイミング♪
その理由と言うのが、その本に掲載されてる電鉄OBの田栗さんの記事を
お母さんの希望でオイラにも読んで貰いたい・・・との事らしい。


 ▲昨日付のレターパック。届くのも早い!

本と一緒に添えられた手紙には、葬儀の際の御礼をはじめ
お父さんの想い出やお母さんの様態が思わしくないこと、
路面電車専門誌に有志らの手で田栗さんの記事が掲載されていること、
ブログの存在を知り読んで貰っていること、
  (※同じ「深夜食堂」のファンだということで、勝手に親近感を覚えたり)
父のことをもっと教えて貰いたい・・・等の思いが綺麗な文字で綴られていた。

掲載記事「長崎電気軌道とともに ~田栗優一さんの歩んだ道程~」には、
梨本さんの文に崎戸さん撮影の〈田栗さん+3000型電車〉の写真も。


 ▲〈路面電車EX〉掲載の2Pに亘る田栗さんの記事。

記事を読むと田栗さんとの懐かしい思い出が甦り、つい感傷的になってしまう。
先月9月に自分も身近だった叔母を亡くし、
母を良く知る叔母に「もっと母の話を聞いておけば良かった」と後悔していただけに、
娘さんの〈知らない父の話を聞きたい〉思いがよく解る。

◎新聞で甦った「田栗優一」さん
http://hayaoki1951.noramba.net/e267447.html

人への想いが繋がっている」ことを感じる程、嬉しいことはない。  


Posted by 夜更かし中年隊 at 17:35拡がる世界人物探訪

2015年10月22日

似合うと言われても・・・

面白い雑誌記事が、人生の真相を焙り出す。
キネ旬連載の成田陽子忘れられない注目スターは「レイ・ウィンストン」。


 ▲「ノア 約束の舟」出演のレイ・ウィンストン(右)

僕はほとんど句が狂ったような暴力を振るう若者だったからね。」
どうしようもない不満を暴力で訴える不良だったが12歳でボクシングと出会い、
アマチュアボクサーとして80回以上優勝したという。
20歳の後半迄に2回の破産宣告。
ボクシングから尊敬する心や技術・精神のトレーニングを学んだ。

頑強な身体でヘビーな悪漢役が得意なキャラクター「レイ・ウィンストン」。
決してメジャーではない英国映画俳優だが、
「ディパーテッド」「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」
「ヒューゴの不思議な発明」「スノーホワイト」「ノア 約束の舟」等にも出演。


 ▲「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」のレイ・ウィンストン(左)

ティム・ロスの処女監督作品「素肌の涙」の役柄が、
無教養・アル中で暴力的・近親相姦という凄まじい凶悪問題父親役。
娘二人の父親レイはこの役に嫌悪感を覚え躊躇していると、妻が
あなたが部屋に入ってくると今にも人殺しをしそうな恐怖感を与えてくれるから、
 それを活かさない手はないでしょう?

彼は不安感を挑戦に転換し、何とか乗り越え演じ終える。

そこで思い出した川柳。
地でやれと 言われた劇の 悪女役

「権力や野心には興味がない。野心は人間を食い漁る。」
長いこと仕事がなかった経験から、オファーされた役はまず引き受ける。」
「僕の場合は好きなことが仕事だから、ラッキーこの上ない。」・・・


 ▲今は役者人生を楽しんでいる♪

ぶっきらぼうで悪役のイメージの強い俳優が、
今までと違った優しさを感じさせる役や善人役をやると凄くインパクトを与える。
強面の裏にある気の弱さ・優しさが、複雑な人間性を感じさせる。  


Posted by 夜更かし中年隊 at 10:14人の振り見て人物探訪

2015年10月17日

吉田豪の潜入仕事術

吉田豪」という人物が面白い♪
ウィキペディアによれば、プロ書評家でインタビュアー・コラムニスト 兼 タレント。
芸能界の裏の裏迄知っている観察者であり、潜入取材もしている。


 ▲「情熱大陸」を意識している?

インタビューでは徹底的事前調査で「本人よりもその人に詳しい」とも言われ、
福山雅治・博多大吉・有吉弘行・浅草キッドなど吉田ファンを名乗る芸能人も多い。

ちょっと前のものだが、「吉田豪」の人物像が掴める動画がある。

◎「博士も知らないニッポンの裏」吉田豪


仕事のジャンルも多彩だが著作本も多く、
抱腹絶倒な色んな人間模様も垣間見させてくれる。


 ▲こっちは阿川佐和子の「聞く力」を意識?

一方では他人の言動に寄生した芸ノー人とも言われるが、
リリー・フランキーの「仕事は何でもやれ」の忠告を守り
有名人の表側・裏側にグイグイ迫っていく姿に好奇心と探究心が刺激される。
「芸能界を観察し続ける男=吉田豪」の今後に期待♪  


Posted by 夜更かし中年隊 at 17:52人物探訪

2015年09月18日

リリーと福山と女優Rioの関係

顔は確かに一般人よりいいかも知れないが、40代半ばのいいオッサン。
なのに若い女性のみならず、周囲の熟女までが夢中の〈福山雅治〉。


 ▲隠しても福山

TBSラジオ「小島慶子 キラ☆キラ」(既に番組終了)を聞くと、
好きな人は益々福山雅治が好きになり、どうでもいい人までも興味を持つ?
パートナーはピエ-ル瀧、コメンテーター吉田豪。

◎吉田豪が語る福山雅治


好きになると、トコトン調べたくなるタイプ
「リリー・フランキーを尊敬するのは、師匠が吉田豪だから」
「地元長崎では、バスの窓際王子だった」
人が知らないものを知っているマイナー志向がある
「言わなくてもいい下ネタばかり喋りたがる」
「下ネタは平和。基本は自虐ネタ」・・・

この放送でのネタ話、福山が好きな〈女優Rio〉って誰れ?

ポルトガル人の母を持つハーフで、〈柚木ティナ〉の名でAVデビュー。
Rioに改名し〈スカパー!アダルト放送大賞〉の女優賞を受賞し、歌手デビュー。
桑田佳祐・今田耕司・劇団ひとり・小木博明(おぎやはぎ)等もファンらしい。


 ▲CD「アイム・セクシー~Da Ya Think I’m Sexy?~」

ビジュアル見る限り男心をそそるタイプだし、オイラも好みだなぁ♪  


Posted by 夜更かし中年隊 at 13:20人物探訪

2015年07月06日

暫くは「城アキラ」中毒!?

もっかマイブーム中の作家「城アキラ」。
活字から語録の数々を拾ってみる。

バーの客はうるさい。内に隠して顔に出さぬが、本当はかなり細かい
 照明は、腕時計の文字盤がギリギリ読める程度の明るさ。
 音楽は会話が途切れた時に、かかっていることに気付く程度の音量か無音。」
確かにお店に要求しようすれば、いろいろ出てくる。
しかし照明にしろ音楽にしろ、雰囲気が合わなければ客は足を向けないだけ。
場所も飲み屋街のど真ん中より、ちょいと外れた隠れ家みたいな処。
バーテンダーは若いのやミドルもいいが、年季の入った熟年もまたよし。
まぁ、これはオイラの好み♪

ダメなバーテンダーの共通点。
 客の言葉に否定形から入る。
 知識・情報が狭すぎる。
 お喋り。

バーテンダーには意外と人見知りも多いらしい。
極端なお喋りや無口は困りものだが、視野を拡げてくれる知識は欲しいなぁ。
バーテンダーだけでなく、お店の女の子にも言えることだけど。


 ▲他の客への口出しも以ての外

優秀な人間・挫折を経験してない者は、
 自分の考えに固執して時に身動きが取れなくなる。要は可愛くない
。」
たまに自分が優秀なことを、鼻にかけてるような人物に出くわす。
何をもって自分を優秀と思い世間を見下しているのか?
そう思っていること自体が勘違いで、
単に世間知らずの自己満足でしかない!と思うのだが?

「関東のバーは箱(店)に愛嬌が、関西のバーは人に愛嬌がある。
 愛嬌とは何か?苦境に直面した時に、無理にでも浮かべる笑顔のこと
 愛嬌は、自分を晒せる自信と余裕に裏付けされている。」
男女の区別なく、何をやっても愛嬌のある人物がいる。
彼等の傍にいるだけで、幸せをお裾分けして貰ってる感じがする。


 ▲何やっても許されるのが愛嬌

「スナックとオーセンティック・バーの違い。
 道で偶然に会い、立ち話で盛り上がるのがスナック。
 Tシャツで自転車に乗るバーテンダーに出くわし、
 苦笑いで互いに目を反らすのがオーセンティック・バー。
 スナックは日常の延長にあり、バーは非日常の舞台。
 客の満足に右顧左眄(うこさべん)せぬことこそ、バーの存在価値がある
。」
〈右顧左眄〉とは人の意見ばかり気にかけること。
バーテンダーの立ち位置ってのは、酒の世界でも意外と難しい。

「バーで絶体にやってはいけない事。
 カウンターのボトルを、お客が勝手に触ること。
バーで女は口説くな。口説き落とした女を連れて行け。」
「バーでは泣きたい時こそ笑え。バーは男がやせ我慢を学ぶ場。」


 ▲「カクテル」トム・クルーズ主演のこんな楽しい映画もあった

「銃社会のアメリカでは、バーテンダーを〈バー・キーパー〉とも言った。
 だから〈酔わず騒がず呑む〉という、緊張のマナーが生まれた。
 理性を失い易い酒場だからこそ、男達は紳士を装うことを求められた
 さながら舞台に立つ役者のように。」
酒を呑むのも命掛け。それでも酒は呑みたい。
今では酒場もいろいろで、命を掛けなくてもいい分だけでも有難い?
酒でトラブルになる事は昔も今も変わらず多い気はするが、
酒が取り持つ縁〉ってのもあって、酒は飾りたてた人の衣装を剥ぎ取る。

この世は舞台。ひとはみな役者。」 ~シェイクスピア~  


Posted by 夜更かし中年隊 at 16:07人物探訪

2015年07月03日

マイブームにしたい作家「城アキラ」

書いている文章を読んで、「なかなか面白い!」と思う作家がいる。
その視点や考え方・風貌・経歴などがリンクして、より興味を抱いていく。
バーテンダーの流儀」という本の著作者〈城アキラ〉。
コピーライターを経て、「バーテンダー」等の漫画原作者・作家で雑誌記者。


 ▲お酒の流儀にも一家言ある作家:城アキラさん

ワインは自然で知性的。カクテルは人工的で二日酔いになる安酒。
 ソムリエはスマート。バーテンダーは胡散臭いくせに横柄。

そんな風に思っていたバーテンダーから、
「今日は酔っていて味が分からないので、お帰りください。」と言われる。
その言葉に腹を立てることより感動し、
やがてそのバーテンダーに興味を覚えて話が転がっていく・・・


 ▲バーテンダーの世界も奥が深そう

サービス業にとって、記憶は仕事の一部
 客の名前を覚えることはすべての基本だ。
 それだけで客は少し特別扱いされた気分になる。」
「一流ホテルのドアマンの中には、
 常連客の顔と名前を五千人も覚えている人がいる。」
「一人前のバーテンダーなら、
 一週間の間に2度以上来たお客様の顔やオーダーは、5年先でも覚えている。」
世の中に達人がいるのは知ってるが、業界の面白さと凄さを披露して見せる。

「〈羊たちの沈黙〉の悪魔的天才殺人者ハンニバル・レクター博士は、
 頭の中に広大な宮殿を持っていて、必要になると色々な部屋の扉を開く
。」
映画界でもレクター博士の登場は、犯罪者の歴史を変えた。
知能と残虐性とカリスマ性が、予想を超えて感覚を刺激してくる。
そうした一般知識?にも、面白さを共有し分かち合える部分を持っている。


 ▲映画悪役ランキングには必ず登場!のレクター博士

バーは永遠に〈記憶の箱〉。この箱の空間に身を置けば、
 時間を越えていつでも昔の自分を思い出せる。
 人はこんな〈記憶の箱〉を時々開けたくなって、バーに足を向けるのかも知れない。」
お金を出してわざわざ酔っ払いに行く理由付けは、こういう処にあったのか?

・・・とまぁ、オイラのどっちかと言えば鈍な感覚をも刺激してくる文才。
知らない世界を知る〈初体験ゾーン〉を大いに楽しみたい♪  


Posted by 夜更かし中年隊 at 09:58人物探訪

2015年02月02日

吉田羊「ヒツジスト」に諸手挙手!

しっとりとした色っぽさも兼ね備えた美形で、
何処か思わせ振り?な雰囲気の女優〈吉田羊(よう)〉さんに、今ぞっこん!


 ▲オイラも彼女に群がる「ヒツジスト」の一人

あんまり人気者にはなって欲しくないなぁ・・・と密かに思っていたが、
ネットでこんな記事が出てしまった。

◎ギョーカイでも「ヒツジスト」急増 女優・吉田羊の底力とは?
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150131-00000006-pseven-ent

そうか、オイラも只の一(いち)ヒツジスト。
世の中には目ざといファンがたくさんいるんだよなぁ、残念!
この記事の中でも披露されているが、さんまと奥田瑛二が集めた合コン仲間が
今では女優や芸能人になったりしている・・・
その内の一人が〈吉田羊〉さんであることを、TV番組「ボクらの時代」がばらしている。

◎「ボクらの時代」津川雅彦・奥田瑛二・柄本明


〈吉田羊〉さんの年齢が謎だとか、
結婚していない理由に脚本家・演出家・映画監督の〈三谷幸喜〉の影が・・・とか、
いろんな噂が飛び交うのは人気女優へのステップなのかも知れない。

結婚してしまったイケメン俳優のドラマは、ちょっと見る気が薄れる」と言う女性達。
男の心理も似たようなもので、
好きな女優には出来れば「誰のものでもない、自分だけのものでいて欲しい」と願う。
でも、それはファンの勝手な要望。
女優には女優の、自分の人生があることは当たり前。
独占欲が強いファン心理に左右されない自分だけの道を、
〈吉田羊〉さんには力強く歩き続けて欲しい。

まぁこんな事を今更一々言わなくても、彼女はちゃんと歩いて行くんだろうけど。

  


Posted by 夜更かし中年隊 at 13:48人物探訪
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アラカン(アラウンド還暦)世代。
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