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Posted by のらんば長崎運営事務局 at

2013年09月27日

苦悩する家族映画「そして父になる」

先行上映されてる話題の映画「そして父になる」を、初日に観る。
この映画は「誰も知らない」「歩いても歩いても」の是枝裕和監督が
今年のカンヌ国際映画祭審査委員賞を受賞した最新作。



先行の4日間だけ本編上映前に流れる、カンヌ映画祭でのフィルム。
数分間のスタンディングオペレーションで涙ぐむ、監督や出演者達の感動シーン。
これを見ると、映画への期待はますます膨らむ。

6年間育てた息子は、他人の子でした・・・

赤ちゃんを取り違え事件に巻き込まれ困惑する、対照的な2組の家族。
決断を迫られ葛藤し、その中で本当に大切なモノや家族の絆を学んでいく。
出演は福山雅治・尾野真千子・真木よう子・リリー・フランキー・樹木希林ほか。
大人の俳優陣も達者だが、子供の演技も特出モノ!

◎映画「そして父になる」予告編


片やエリート VS 庶民的父親、一人っ子・3人兄弟、マンション・商店街と
解りやすく?対照的な状況設定。
子供の取り違え問題への処理法?として、いろんな意見も飛び交う。
「前例では、100%両親は交換と言う選択肢を選ぶ」
「両方とも引き取ってしまえば?」
「血なんか繋がってなくても情は湧くし、夫婦もそういうもんだろう?」
「やっぱり血だ、これから子供はますます相手の親に似てくる」・・・
果たして、どういう結論を下すのか?

「負けたことのない奴ってのは、本当に人の気持ちが解らないんだなぁ」
そんなちょっと嫌味なエリート役を、福山雅治が熱演し期待に応える。
これ程の演技力を魅せてくれるとは、正直驚かされた。
ある意味、この作品は福山演じる父親の成長物語とも言える。
そして後半になるにつれ、「そして父になる」のタイトルの意味が理解できる。

リリー・フランキーの温和な父親振り(※映画「凶悪」での悪役にも期待!)、
尾野真千子&真木よう子の微妙に違う困惑する母親役の的確な演技、
4人の子供達の可愛いくもあり自然な?演技。
そして、それ等を統率し導き出した是枝監督の演出力の凄さ!



子供の取り違えが起きた要因にも、意外性が用意されている。
事件に巻き込まれる大人も大変だが、
本当に過酷な運命に晒されているのは当人の子供達かも知れない。

カンヌ国際映画祭で審査委員長を務め、
この「そして父になる」に審査委員賞を授与した
スティーヴン・スピルバーグによるリメイクが早くも決定している。
ほぼ完璧とも言えるこの「そして父になる」を、
スピルバーグがどういう風にリメイクするのかも興味が湧く。

  


Posted by 夜更かし中年隊 at 09:35震える~シネマ
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アラカン(アラウンド還暦)世代。
親父の立場や経験から、
独り言・視線・つぶやきを交えながら
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