2015年08月08日
弱冠28歳の監督作「セッション」の衝撃!
やっと長崎で公開された期待の映画「セッション」を観る。
期待して見る映画は数多く、その分期待を裏切られる作品が多い中、
何処かで〈まだ28歳の監督だろ?〉と高を括っていた処もあったが、
この「セッション」は期待以上のモノを見せてくれる。
▲「セッション」とは数人の演奏者が集まって演奏すること
<完璧>を求めるレッスン。
二人のセッションは誰もみたことがないクライマックスへ------。
脚本・監督はこの作品でハリウッド大注目!のデイミアン・チャゼル。
教師に翻弄されつつ一端のミュージシャンに成長する生徒役にマイルズ・テラー、
偏執的なその教師役でアカデミー助演男優賞他を受賞したJ・K・シモンズ。
製作に噛んでいるのがオイラの好きな作品
「JUNO/ジュノ」「マイレージ、マイライフ」「とらわれて夏」等のジェイソン・ライトマン。
若手の才能を発掘するのも、先人の仕事なのだと思う。
著名人の熱~いコメントの数々もかなりヒート気味。
「猛毒に脳がしびれた。情熱に胸がえぐられた。」 ~ 俳優:青木崇高~
「圧倒的怪演、神懸的演出、独創的脚本。
映画の神が、舞い降りた作品と言っていい、20代監督の狂気に度肝を抜かれた。」
~映画コメンテーター:有村昆~
「音楽映画の新たな金字塔!!!
褒めても褒めても褒め足りない!」 ~映画監督:大根仁~
「なんじゃこれ。凄過ぎる。面白過ぎる。
本年度一番であろう好みの傑作に出逢ってしまった気がする。
観る人によっては人生変わる一作ではないだろうか。」 ~俳優:斎藤工~
◎映画「セッション」予告編
「感嘆と感動が怒濤に押し寄せ、震えた。
これぞ本物、これぞ生きる音楽!」 ~演出家:宮本亜門~
「こんなにシンプルで、こんなにも強い映画には滅多に出会えない。」
~映画監督:是枝裕和~
「ジャズの皮をかぶった格闘技映画!」 ~映画評論家:町山智浩~
映画の中の教師と生徒の絶対的関係は、
自殺する生徒がいたというのも頷ける体罰とパワハラの威圧的なモノ。
単なる当て馬用に平然と他の生徒を利用したり気持ちを弄んだり、
学校を追われた責任を他人のせいにしたりと、
とにかくこの教師は自分の教育方針に盲目的で、性格もタチが悪い。
ピリピリした師弟関係は生徒側に根性とタフさ・向上心がない限り、
とても付いていけないし納得出来るものではない。
終盤まで底意地の悪さを発揮する鬼教師。
主人公二度目の挫折か?と思わせてからの奇跡の展開が素晴らしい。
正に〈ラスト9分19秒の衝撃は、圧巻にしてもはや痛快!〉そのもの。
あれ程敵対し合った者同士が音楽を通じ、最後に互いに微笑を交わす瞬間が訪れる。
この脚本の見事さと名演がラストシーンに集約され、思わず感涙(T_T)。
鬼教師が本当に求めていたのは、自分を乗り越え開花していく才能と知らされる。
▲見逃せない鬼教師J・K・シモンズのラストの微笑
親族が集まっての自慢大会は鼻につくが、反抗心の芽生えと前向きに解釈。
母親不在の父親と息子の親密な関係振りもちょいと珍しく面白いし、
音楽という夢の為に一端別れる恋人(メリッサ・ブノワ)とのその後も気になる。
夢を両手で掴むのは、やはり無理なのか?
彼女が好みのタイプだっただけに、後半の出番なしがちょいと残念。
「アカデミー賞が飛び付いた才能と狂気!」
「映画史に残る傑作!」
この賛辞が決して嘘でないことを、是非自分の目で確かめて欲しい。
映画館では昔同じ映画同好会だったKさんともバッタリ会えて久々話も出来たし、
ずっと記憶に残るであろう衝撃と感動の作品になった。
期待して見る映画は数多く、その分期待を裏切られる作品が多い中、
何処かで〈まだ28歳の監督だろ?〉と高を括っていた処もあったが、
この「セッション」は期待以上のモノを見せてくれる。
▲「セッション」とは数人の演奏者が集まって演奏すること
<完璧>を求めるレッスン。
二人のセッションは誰もみたことがないクライマックスへ------。
脚本・監督はこの作品でハリウッド大注目!のデイミアン・チャゼル。
教師に翻弄されつつ一端のミュージシャンに成長する生徒役にマイルズ・テラー、
偏執的なその教師役でアカデミー助演男優賞他を受賞したJ・K・シモンズ。
製作に噛んでいるのがオイラの好きな作品
「JUNO/ジュノ」「マイレージ、マイライフ」「とらわれて夏」等のジェイソン・ライトマン。
若手の才能を発掘するのも、先人の仕事なのだと思う。
著名人の熱~いコメントの数々もかなりヒート気味。
「猛毒に脳がしびれた。情熱に胸がえぐられた。」 ~ 俳優:青木崇高~
「圧倒的怪演、神懸的演出、独創的脚本。
映画の神が、舞い降りた作品と言っていい、20代監督の狂気に度肝を抜かれた。」
~映画コメンテーター:有村昆~
「音楽映画の新たな金字塔!!!
褒めても褒めても褒め足りない!」 ~映画監督:大根仁~
「なんじゃこれ。凄過ぎる。面白過ぎる。
本年度一番であろう好みの傑作に出逢ってしまった気がする。
観る人によっては人生変わる一作ではないだろうか。」 ~俳優:斎藤工~
◎映画「セッション」予告編
「感嘆と感動が怒濤に押し寄せ、震えた。
これぞ本物、これぞ生きる音楽!」 ~演出家:宮本亜門~
「こんなにシンプルで、こんなにも強い映画には滅多に出会えない。」
~映画監督:是枝裕和~
「ジャズの皮をかぶった格闘技映画!」 ~映画評論家:町山智浩~
映画の中の教師と生徒の絶対的関係は、
自殺する生徒がいたというのも頷ける体罰とパワハラの威圧的なモノ。
単なる当て馬用に平然と他の生徒を利用したり気持ちを弄んだり、
学校を追われた責任を他人のせいにしたりと、
とにかくこの教師は自分の教育方針に盲目的で、性格もタチが悪い。
ピリピリした師弟関係は生徒側に根性とタフさ・向上心がない限り、
とても付いていけないし納得出来るものではない。
終盤まで底意地の悪さを発揮する鬼教師。
主人公二度目の挫折か?と思わせてからの奇跡の展開が素晴らしい。
正に〈ラスト9分19秒の衝撃は、圧巻にしてもはや痛快!〉そのもの。
あれ程敵対し合った者同士が音楽を通じ、最後に互いに微笑を交わす瞬間が訪れる。
この脚本の見事さと名演がラストシーンに集約され、思わず感涙(T_T)。
鬼教師が本当に求めていたのは、自分を乗り越え開花していく才能と知らされる。
▲見逃せない鬼教師J・K・シモンズのラストの微笑
親族が集まっての自慢大会は鼻につくが、反抗心の芽生えと前向きに解釈。
母親不在の父親と息子の親密な関係振りもちょいと珍しく面白いし、
音楽という夢の為に一端別れる恋人(メリッサ・ブノワ)とのその後も気になる。
夢を両手で掴むのは、やはり無理なのか?
彼女が好みのタイプだっただけに、後半の出番なしがちょいと残念。
「アカデミー賞が飛び付いた才能と狂気!」
「映画史に残る傑作!」
この賛辞が決して嘘でないことを、是非自分の目で確かめて欲しい。
映画館では昔同じ映画同好会だったKさんともバッタリ会えて久々話も出来たし、
ずっと記憶に残るであろう衝撃と感動の作品になった。