2012年12月25日

「十字架」を背負って生きる!?

あいつの人生が終わり、僕たちの長い旅が始まった。
「どんなふうに、きみはおとなになったんだ。教えてくれ」
あいつの自殺から二十年、僕たちを決して許さず、
ずっと遠いままだったあのひととの約束を、僕はもうすぐ果たす。
  ~本帯~

第44回 吉川英治文学賞受賞作、重松 清著「十字架」。

「十字架」を背負って生きる!?

いじめを苦に自殺してしまった中学生と、それに関係した人達の辛い話。
特にこの物語は、自殺して時が止まった中学生ではなく、
残された者:成長していく同級生や両親・兄弟そして取材記者等の
20年にも及ぶ苦悩とこれからの人生にスポットライトが当てられてる。
一つの死を巡り、訴えかけてくるものが凄く重くて大きい。

人を責める2種類の言葉「ナイフの言葉」と「十字架の言葉」。
「ナイフの言葉」は胸に突き刺さるが、一番痛いのは刺された瞬間、
「十字架の言葉」は背負い続けないといけない言葉、だから降ろせない。

読み終わった後に、思わずスウェーデン「森の墓地」がどんな所か知りたくなります。
グレタ・ガルボも眠る森と湖に囲まれた墓地で、
1994年にはユネスコの世界遺産に登録されています。

「十字架」を背負って生きる!?

◎「森の墓地」スウェーデン
http://www.zenyuseki.or.jp/this_and_that/world/sweden





Posted by 夜更かし中年隊 at 08:52 │震える一冊

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アラカン(アラウンド還暦)世代。
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