2012年11月11日

歌を忘れた「北のカナリアたち」

「先生が島を追われた日、私達は歌を捨てた」

阪本順治監督・吉永小百合主演の話題作「北のカナリアたち」鑑賞。
20年に渡る心の傷を再生させる、謎と驚きと感動のミステリアスな物語。



原案は謎解きと不可解な人間関係が巧みな人気作家、湊かなえの「二十年後の宿題」。
「告白」「贖罪」等の映画・TV化作品も見応え充分で忘れ難い。
共演は柴田恭兵・仲村トオル・里見浩太朗、6人の教え子には
森山未來・満島ひかり・宮崎あおい・松田龍平・勝地涼・小池栄子の若手演技派。
事件の関連性を紐解くように展開する技は、脚本の那須真知子と阪本監督の力量技。
木村大作撮影のダイナミックな北国風景と物語のコラボも見所。


 ▲子供達一人一人に隠されたドラマがある

サユリストのアイドル映画とも言える変わらぬ小百合ちゃんの清楚さに、
20年の格差や歳月の重みがやや淡白なのは同一人物が演じる為仕方ないけれど、
物語のキーを成す不倫の必要性や人を好きになる背徳への激しい思いが
説明のみで観客に痛く伝わって来ない残念さがある。

一番泣ける?古い教室での再会シーン、教え子の嗚咽に感極まってしまった。
幼年時代の泣きながらの疾走シーンが被り、変わらない心情に震える。
演じる森山未來という若手俳優、歌といい演技といい
昨年から「モテキ」「苦役列車」「北のカナリアたち」と特筆モノで、今年の演技賞候補か?



現在と過去を行き来するドラマを彩る川井郁子のヴァイオリンの悲痛な音。
歌声・吃音・嗚咽は耳に、厳しい冬の光景は目に、激しい起伏のドラマが心に残る。





Posted by 夜更かし中年隊 at 07:54 │震える~シネマ

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アラカン(アラウンド還暦)世代。
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