2012年03月05日

珍し続きの「エンディングノート」

先日のお雛様の土曜日は、サンセットマリーナの「ザ・ビラズ」で後輩の結婚式。
早々の11時披露宴開始ってのも珍しかったが、
昔の仲間達に久々会って食事にも酒にも話にも満杯になり、
昼間っからほろ酔い気分。(@_@)

天気も良く時間もまだまだ余裕たっぷりなんで、帰りにフラフラっとアミュに立ち寄り。
観たかった「エンディングノート」のたった2回の上映時間にピタリ!
「エンディングノート」とは、「就活」ならぬ「終活」する父親を追ったドキュメント。
吸い込まれる様に劇場へ。
結婚式の帰りの映画鑑賞は、自分でも珍しい。

珍し続きの「エンディングノート」

個人のドキュメンタリーが劇場公開されるのも珍しいが、
DVD上映でCMも予告も一切無し!ってのもこれまた珍しい。(^-^)

営業マンとして高度経済成長を支えてきた父親が、67歳で退職。
これからが第2の人生だ!と張り切っていた矢先に、末期がんが発覚。
ガンが最終段階にまで進んでいる事を知った父は、
家族や自分の人生を総括するため、“エンディングノート”を作成。
人生最後のプロジェクトを成し遂げようとする。
そんな父親の姿を、是枝裕和監督の助手を務めてきた次女の砂田麻美が初監督して、
「終活」する父親を追ったセルフ・ドキュメンタリー。



「死」がテーマなんで生々しく暗い映画を想像しがちだが、
父親の人生経験を積んだ対応とユーモア溢れるキャラクターで救われる。

女の子の孫と、病床のお爺ちゃんとの会話。
「お爺ちゃんはワタシのこと、どれ位覚えてる?」
「ぜ~んぶ覚えているさ」
「じゃ、一番最初に覚えってることは?」
「オギャ~」

珍し続きの「エンディングノート」

父親が今まで撮影してきた家族の歴史の映像と、死に行く父と今ある家族の映像。
人生の終末を家族に見守られ終えようとする、一人の父親の歴史。
思い通りに人生を幕引きできるって事は、実に幸せなこと。
だから観終わった後の印象は、見事な「終活」を果たすちょっと珍しい人生賛歌!




Posted by 夜更かし中年隊 at 01:09 │拡がる世界
この記事へのコメント
夜更かし中年隊さんこんにちは。私も遅まきながら最近見ました。このお父さんのキャラクターと、カメラ慣れした家族があって成り立った秀作と思いました。涙と笑いを一緒くたに、爽やかな気分で見終えられて幸せな気持ちです。
Posted by たんたんたぬき at 2012年03月19日 13:14
たんたんたぬき さん

つくりものではない本物の身近な出来事だけに、
ドキュメンタリーは映画とは違った重みがありましたね。
この親父さんは見事過ぎませんか?
自分でエンディングノート作って、その通り実行出来て、
幸せな人生を送られたと思います。
Posted by 夜更かし中年隊夜更かし中年隊 at 2012年03月20日 17:36

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アラカン(アラウンド還暦)世代。
親父の立場や経験から、
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