新聞も見出しが大事♪

夜更かし中年隊

2015年08月05日 08:13

毎日の新聞を何処から読み始めるか?

まず一面の新聞紙名からトップ記事、そして今日の紙面案内へ。
自宅は一紙だけ、勤務先では7紙あるので新聞名を確認する様になった。
ページを捲っていくとレイアウトや編集方法等で、
大方どの新聞か?は次第に解るようになるから不思議だ。
スポーツ新聞の、あの見出し記事の派手さとコピーセンスも面白い。

情報量が多いだけに、全面広告以外は見過ごす記事も多い新聞。
そんな時、一面掲載の〈今日の紙面〉は興味ある記事が直ぐに探せて便利だ。
ちょいと前のNN新聞、この見出しにも食指が動いた。


 ▲新聞も見出しが大事

電車内に残した粋な善意
政界の混迷はじめ事件や事故といったままならぬニュースが多い中、
〈粋な善意〉とは果たして何?と興味がムクムクと沸く。

ページを捲ると「青空」あなたの物語というコーナーの中で、
心晴れる粋な善意」の大文字に、
鹿児島市電〈万年さつまおごじょ〉さんに感謝」の白抜き文字。



4月25日電車の運転席にA4の茶封筒が置いてあり、
持ち帰り中身を確認すると25万円と一枚の便箋が入っていた。
「久し振り電車に乗っ時、〈かえるの傘〉がないことに気が付きました。
 勤め帰りにお世話になった〈かえるの傘〉はやっぱり必要。
 買える分買って下さると幸せです。 ~万年さつまおごじょ~」(略)


 ▲これが掲載記事

これに対応して電車側から〈さつまおごじょ〉さんへ、
感謝を伝える文書を5月中旬から車内に掲示。
「あなた様のご厚意に深く感謝申しあげます。
 きちんとした取り扱いを経た上でご厚意をお受けしたいと考えておりますので、
 今しばらくお待ちくださいませ。
 本当に有難うございました。 ~鹿児島市交通局電車事業課 一同~」(略)
市電に掲示されている感謝の文面も添えられている。

現金25万円はまず鹿児島中央署へ取得物として届けられ、
保管期間3ヶ月を経過すると市が譲り受け、傘を購入し思いに答えると言う。
ちなみ〈かえるの傘〉とは傘を持たない乗客が急な雨等で困った時、
自由に使えるようにと忘れ物の傘を利用して車内に置いた傘。
今ではバス等でも見掛ける〈人を思いやる善意の傘〉。

タイガーマスクの〈ランドセル〉といい、
万年さつまおごじょの〈かえるの傘〉といい、
まだまだ優しい気持ちを持った人達がいてホッ!とする。
新聞にはこうした〈いいニュース〉〈ホッとする記事〉を、もっと増やして欲しい。

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