脳の目覚めは新聞から

夜更かし中年隊

2013年11月21日 12:11

NN新聞〈春秋〉の文章に、またまた唸らされてしまった。

植物図鑑からの珍名のピックアップ。
ヘビノボラジ~蛇登らず?~トリトマラズ~鳥留らず?、
サルノコシカケ~サルスベリ~ネコジャラシ~キソウテンガイ。
ナンジャモンジャの命名も植物にあるらしいが、
ナンジャモンジャと言いたくなる〈特定秘密保護法案〉。


 ▲ヒトツバタゴの別名が「ナンジャモンジャ」

「何が特別に秘密にすべき秘密なのかは秘密」という。
都合の悪いことは、何でも秘密にされかねない。
「ヤクニンクチフウジ法」「マスコミダマラセロ法」「タミニハシラセズ法」はどうか?
国民の知る権利を奪った戦前の悪法が蘇る奇想天外が現実となる・・・

◎植物図鑑を繰る手が、その奇妙な名で止まった・・・
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/syunzyu/article/53226

「何が秘密かは秘密」の法案なんて、笑い話にもならない。
そんなおかしな〈特定秘密保護法案〉が駆け足で審議され、
今国会での成立が昨日確実になった。
マスコミは言論・報道の自由が封殺され取材範囲の幅が狭まり、
国民は知る権利も入ってくる情報も損なわれ、
政府を批判したり政策を判断する資料もきっかけもなくす可能性もある。


 ▲秘密事項は全て黒塗りにされる

政府はことあるごとに秘密保護法のもと不都合な情報は表に出さなくなり、
拡大解釈すれば何でも秘密にすることができる。
法案を成立させようとする政治家さえこの法案のため、
官僚機構と対立したり内容や交渉次第で己の首を絞めかねない。

8割の国民が慎重審議の必要性を問い正式議論もないままだし、
ジャーナリストは当然異論を掲げ反対集会を開催!
そんな法案を国民不在のまま、何故性急に成立させようとするのか?

決められる政治はいいが、アクセルだけの政治は怖い。
 大事なのはブレーキだと、古今の歴史は教えている。

先人達の言葉が、今を示唆している。


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