男の夢?「ジゴロ・イン・ニューヨーク」

夜更かし中年隊

2014年06月07日 11:35

みんな愛に飢え、絆を求めている。

最近やたらそんなフレーズが世間を徘徊し、
みんなそれ程愛や絆に飢えているのだろうか?と疑問にさえ思う。
そんな風潮を元ネタに一本の映画「ジゴロ・イン・ニューヨーク」が登場。



不況でままならない初老男性2人組が金儲けに選んだジゴロビジネスが、
思わぬ騒動を巻き込んでいくブラックコメディー。
俳優・監督業でも才能­を発揮するジョン・タートゥーロ監督・脚本・出演で­、
相方のパートナー役を数多くの名作を生み出んでいるウディ・アレンが­演じている。
その他、「カジノ」「氷の微笑」等で刺激的だった懐かしいシャロン・ストーン、
歌手で女優・元ジョニー・デップ夫人ヴァネッサ・パラ­ディ共演。

◎映画「 ジゴロ・イン・ニューヨーク」予告編


ジョン・タートゥーロ〉は眼力の強い一見地味な顔ながら、
無表情の不気味なサイコ役と惚けたコメディセンスの2面性がオイラのお気に入り。
コーエン兄弟の「バートン・フィンク」(1991年)でカンヌ国際映画祭男優賞、
ロバート・レッドフォード監督の「クイズ・ショウ」(1994年)でゴールデングローブ賞助演賞、
「名探偵モンク」のゲスト出演でエミー賞受賞等の実力派で出演作も多い。
それだけ重宝がられているという事だろう。
プライベートではロバート・デニーロと親交が深いらしい。


 ▲演技幅が広いジョン・タートゥーロ

「ジゴロ・イン・ニューヨーク」の予告編を最初観た時は、
「これ、ウディ・アレンの新作?」と勘違いした程の切り口と小粋なセンス。
ニンマリと笑わせてくれそうな、ちょっと楽しみな映画。



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