「ブルー・ジャスミン」で活キチ例会

夜更かし中年隊

2014年05月27日 17:41

久々の活キチ例会で、やっと「ブルー・ジャスミン」鑑賞。
「ブルー・ジャスミン」は夜にしか咲かない虚栄の花。


 ▲「ブルー・ジャスミン」ポスター比較

セレブ生­活を送っていたものの富豪の結婚生活が破綻、
同じく里子だった庶民生活を送る妹のアパートに転がり込み、
再出発を夢見ながら身も心もすり減らし、もがき苦しむ中年女性・・・

主演はこれでアカデミー賞主演女優賞はじめ、多くの賞を勝ち取ったケイト・ブランシェット。
共演は最近グッとスマートになったアレック・ボールドウィン、
サリー・ホーキンス、癖のある暗い視線が気になるピーター・サースガード。
監督ウディ・アレンの私生活を垣間見るようなシニカル・ドラマ。

◎映画「ブルージャスミン」予告編


誰にともなくしゃべり続ける癖、歪んだ口元、虚栄心と嘘、ワキガ・・・
登場シーンからしてどこか病的な雰囲気のヒロイン。
片や地道な暮らし振り風の妹の生活も、
子育て(二人の男の子の視線がやけにシビア!)や男関係がままならない。
時に対照的な姉妹を同時進行で捉え、
ストーリーも登場人物も常に定まることなく変化し続け、
ふとした切っ掛けで過去と現在が突発的に行き交う構成も慌ただしい。
だから見飽きることもない。

妹ジンジャーは元の鞘に収まり、
多分今まで通りの生活を送るんだろうなと思うが、
ジャスミンは最後まで世間知らずで見栄っ張りのまま、結末さえ見えない。
あのままじゃ、精神が疲弊していくばかり。
続編も有りかな?

何をしたいのか?何を目指しているのか?何が幸せなのか?
自分を含め、考え直したい。



映画の後の〈活キチ例会〉二次会で呑んだフローズンビール、
それとほうれん草のサラダも美味しかったなぁ。
少しづつ変化しながらも会員みんな元気で頑張ってるんで、ちょっと安心。



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