これは必見!「大統領の執事の涙」

夜更かし中年隊

2014年03月09日 11:19

実在したホワイトハウスの黒人執事の人生をモデルにした、
実話の映画化「大統領の執事の涙」を鑑賞。

カズオ・イシグロ原作で一人の侯爵に忠実に仕えた執事の物語、
アンソニー・ホプキンスが熱演した名作「日の名残り」(1993年)も懐かしく想い出す。
そういえば最近「黒執事」なる邦画もありました。
キャスト陣からして、観る気無いけど。

さてさて、本題の評判作「大統領の執事の涙」。



奴隷から大統領執事へ、任期中の34年間に起こった事件を背景に
7人もの大統領に仕えた男を中心に描かれる、波乱に満ちた濃密なドラマ。
主演は「ラストキング­・オブ・スコットランド」でアカデミー賞男優賞のフォレスト・ウィテカー。


 ▲鶴瓶そっくり!主演のフォレスト・ウィテカー

ロビン・ウィリアムズ、ジョン・キューザッ­ク、アラン・リックマン、リーヴ・シュレイバー、
ジェームズ・マースデン等が錚々たる歴代大統領を演じ、
あの!ジェーン・フォンダ、テレンス・ハワード等の白人・黒人の実力派が結集。
「チョコレート」「プレシャス」「ペーパーボーイ真夏の引力」のリー・ダニエルズ監督。

黒人のオバマ大統領が誕生する迄のアメリカ近代史の変遷を、
ホワイトハウスの執事視線で描く感動のヒューマン・スペクタクル。

◎映画「大統領の執事の涙」予告編


立派な執事になるには「空気のごとき」存在になること。
「見ざる・聞かざる」をモットーに給仕すること。
その仕事を通して、家族とは?職業とは?正義とは?国に尽くすとは?と問いかける。
世界の中心で執事が見てきたものとは?
そして様々な事件や波乱の人生の中で、彼が最後にたどり着く処は?
お前の持つ全ては、この執事が与えたの」と言う母親の言葉が印象的だ。

歴史を揺るがす事件や家族を巡る、飽きる暇ないストーリー展開。
公民権問題を中心にした、アメ­リカ近代史も学べる壮大な視点・・・
歴史をより学ぶと、もっとズシリ!と重い作品に違いない。



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