お盆を正座でお出迎え

夜更かし中年隊

2013年08月14日 10:33

この前正月を迎えたばかりの感もするが、今年もお盆がやって来た。
我が家も12日から墓参りと仏壇の飾りつけ準備。


 ▲我が家の仏壇はこんな感じ

13日には玄関に「迎え提灯」を点し、
壇家のお坊さんも我が家にやって来てお盆参り。

「お盆」は天に還った魂がお墓に帰ってくるので、
ご先祖様の魂をお迎えしようという風習。
「迎え火」「迎え提灯」は自宅に迎えるための目印。
仏壇には精霊棚を作り、精進料理やお花・団子等でお供えする。


 ▲迎え提灯は「丸に隅立て四つ目」の家紋入り

今朝起きて仏壇に向かうと何と!
鬼灯(ほおずき)の果実が線香立てに落ちていて
まるで仏様が「帰って来てるよ」と知らせているように感じた。
線香立ての周りは灰が散々とっちらかって掃除するハメにもなったが、
何だか霊界と繋がってるように感じられた。

「ご先祖様、お帰り!」



我が家ではやってないが、
よく絵や写真でみる胡瓜(きゅうり)や茄子(なす)にオガラを4本ずつ挿して
牛や馬に見立て仏壇に飾る「牛馬」の意味もある。



仏様が足の速い胡瓜の馬に乗って早くやって来れるように、
帰りは名残惜しむように茄子の牛に乗ってゆっくり帰るように・・・
また馬は純粋に仏様の乗り物、牛はたくさんのお土産を乗せて帰るという。
仏様に向けて、下界での優しい心遣いが伝承されている。

お盆に帰省されたご先祖様、
「精霊流し」迄ゆっくり我が家でお過ごし下さい。


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