天下の秘法名・伝統に学ぶ
伝統文化というものは、歴史が長い分奥深い。
もっと知りたい、しかし知れば知るほど迷宮へ迷い込んた気にもなる。
〈
やまぶきいろ〉とか〈
ぐんじょういろ〉とか、小さい頃覚えた色の呼び名。
〈山吹色〉が山吹の花のような黄色なんだろうとは思っていたが、
〈群青色〉は色は知っていても、ウルトラマリンの呼び名は後で知った。
▲これが山吹。こがねいろ。
本を読んで「これはどんな色?」と思った古風な色の呼び名。
露草色・浅葱色・鴇色・檜皮色・利休鼠・・・
露草色=露草で染めた、青色。
浅葱(あさぎ)色=ごく薄い藍色。新選組が羽織等で使用。
浅黄色(あさぎいろ・あさきいろ)とは別の色。
鴇(とき)色=トキの羽のようなうすもも色。淡紅色。
檜皮(ひわだ)色=深い黒っぽい赤褐色。
利休鼠=緑色を帯びたねずみ色。千利休とは無関係。
抹茶の緑色と侘(わ)び茶の雰囲気を連想していわれた利休色に、
鼠色を強めてさびた味わいを表した色合い。
調べ物をする時、ネットの有難さ・便利さをつくづく感じる。
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