数年内に再度大きな地震が起きるとか、
首都圏の避難所の広さは大人2人で畳一畳分だとか、
阪神淡路大震災や昨年の東日本大震災以来、
防災や避難・安全問題等の話題がマスコミなどで多く取り上げられている。
「震災対策の優先順位」ってのがあって、
1位 耐震補強工事
2位 家具の転倒防止
3位 水・食料・携帯用のトイレの備蓄
4位 避難対策
なのだそうです。
関係者以外にはあまり見えてこない避難先でのトラブルも多く、
いびき等の安眠妨害やトイレ・赤ちゃんへの授乳や水不足等から
ストレスを抱え込む人も多いらしい。
3.11以来やがて被災一年を控え、様々な企画や特番も組まれています。
仕事関連でネット検索して見つけたのが、「
震災あんぜんパック」。
これは阪神・淡路大震災を契機に商店街が中心となり生み出した「商品」で、
「私達のまちは私達で守る」の精神で全国の商店街のネットワークを結び、
地域間交流の事業としてと「震災疎開パッケージ」を 企画。
その内容は震災被災時に受入先として名乗りをあげた全国各地の施設で、
避難先として一定期間「お客様」として「疎開」が出来るというもの。
商品は2タイプ。
■2名様用の「夫婦型」(夫婦・ペア・親子など)
5,000円(年会費)
滞在費用総額上限20万円までの実費を補助
■3名様以上5名様までの「家族型」(同居の家族・親族・友人も可)
10,000円(年会費)
滞在費用総額上限30万円までの実費を補助
■震災疎開保証期間:毎年4月1日から翌年3月31日まで
嬉しいことに、一年間「災害救助法」が適用される災害が起こらなかった場合、
地域受け入れ先の特産品が届けられるそうでうす。
まちで暮らす人間でなければできない震災対策の活動、
日本中の商店街の仲間が互いに助け合う事業から生まれ設立された、
NPO法人「全国商店街まちづくり実行委員会」。
そこで企画した「震災疎開パッケージ」は、
平成14年に防災功労者「内閣総理大臣賞」を受賞しました。
「震災を切り口とした地域間交流」や「コミュニティ再生」が目的で、
「まちづくり」から生まれた「支えあい」「助け合う」精神。
「まちづくり」にもいろんな活動や方向性がある事を、再認識させられました。
詳しくは「震災あんぜんパック」↓
http://m-shoutengai.com/shinsai/