悲願・感涙の優勝!旭天鵬

夜更かし中年隊

2012年05月21日 04:17

今日はお義母ちゃんの好きな梅干を求めて、島原の道の駅へ一っ走り。
途中焼き芋や蒲鉾買い、諫早干拓堤防道路の休憩所で食しながら、
科学技術振興機構の「失敗事業百選」光景を眺め、干拓事業の広大さに改めて驚く。



夕刻は鈴田峠近くの諫早本野温泉・湯処「なごみ」で一っ風呂。



小雨の天候のせいか時間的タイミングがそうなのか、通常よりやたらお客さんが多い。
好きなサウナや炭酸風呂も満員で、いつもより早めに切り上げTVで相撲見物。

何と!優勝は栃煌山を優勝決定戦でくだした、西前頭7枚目の旭天鵬(37歳)。
花道を引き揚げながら大粒の涙があふれ出した旭天鵬の言葉、
「いろいろなことを思い出してしまった。やめなくてよかったし、信じられない」。

相撲や柔道の経験もほとんどなく、中学時代はバスケットボール。
初のモンゴル出身力士で、稽古の厳しさや日本に馴染めず部屋を抜け出し帰国。
モンゴルの実家まで迎えに来た師匠大島親方に、
「今に相撲はモンゴルの時代になる」と説得され、部屋へ戻った苦い経験もある。



史上最年長となる37歳8カ月での初優勝、平幕優勝は13年秋場所の琴光喜以来。
一時は二差で優勝候補トップを走っていた稀勢の里は、把瑠都に敗れ自滅。
横綱白鵬は日馬富士に敗れ10勝5敗、「成績より最後まで出続けることを考えた」との事。
同じモンゴル出身で同門の旭天鵬優勝に、「自分の事のように嬉しく涙が出た」と感激。
優勝パレードでも異例の旗手を務め部屋での乾杯にも加わり、その人間性が伝わってくる。

情けないのは、千秋楽に優勝の行方にも絡む栃煌山との対戦を残して休場の琴欧洲。
いくら怪我とはいえ大関の責任もあるし、不戦勝で優勝の事態さえ招いた可能性もあった。

大関陣の頑張りこそ相撲人気復活の鍵、もっと気合を入れて貰わねば!
・・・にしても、大関鶴竜の初優勝の勇姿も早く見たいなぁ。


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