2015年11月18日

「起終点駅 ターミナル」をめぐる冒険

愉しめた直木賞作品「ホテルローヤル」の桜木紫乃原作だし、
主演は「愛を積むひと」でも好調だった白髪路線?の佐藤浩市
しかし映画館で見るべきか?と躊躇(まよ)っていた時、
勝手に我が映画の師と仰いでいる〈川本三郎〉氏が
起終点駅 ターミナル」を気に入り二度観た!という連載記事をキネ旬で読んだ。
結局それがオイラの背中を押し、上映2日目に駆け込んだのだった。

かれが、たどりついた「終着駅」
あすは、かれらを未来へ運ぶ「始発駅」
ここは、時刻表のない・・・駅

「起終点駅 ターミナル」をめぐる冒険
 ▲「起終点駅 ターミナル」ポスター

監督は好きな作品「深呼吸の必要」の篠原哲雄、
出演は佐藤浩市・本田翼・尾野真千子・中村獅童・泉谷しげる・・・

「人生、もうこれで終りだ」とたまに落ち込んでも、
そこから立ち治り再生していく回復力を人は秘めている。
そのキッカケはいろんな人との出会いだったり、長い歳月が必要だったり。
北島三郎だって「終着駅は始発駅」と歌っている。(関係ないか?)
そんな人生を歩み出す男女の切ない物語

そこで出会う女性の役が、若い本田翼ちゃん。
原作では30歳世代の役柄を、グンと若くしての登用。
見る前から、佐藤の相手役としてどうなのかな?と懸念しながら鑑賞。
この最初の不安は結局払拭出来ず、
最後まで女性がやや軽く幼過ぎて?その魅力を感じ取れずに終わってしまった。
キチンとお辞儀をする翼ちゃんは、どうしても明るい雰囲気が勝っている。
この役柄を、前半で消えていく尾野真千子で撮って欲しかった気もする。

◎「起終点駅 ターミナル」予告編


料理は新聞記事などを参考にそれなりに作っているが、
他人が生活に割り込むのを避け、一種世捨て人の様な生活の主人公。
何故そうなったのか?
過去の出来事や事件の真相を追っていく内に、その秘密は徐々に明かされていく。
それも明快にではなく、雪がじんわり溶けていくように。
小説だったら行間を読む、映画では奥行きを推測させる作品だった。

観終わって、結構不可解な部分が残った。
何故恋人は自殺を選んでしまうのか?
「顧問弁護士になって欲しい」と言い寄る中村獅童との関係は?
両親・子供の命日が同じなのはどうして?
帰郷するのに、何故時間が掛かる列車なのか?
映画を観ながらもいろんな事を考え、判断しないといけない・・・

そんな謎を知りたい・解き明かしたいと思い、原作本を購入。

「起終点駅 ターミナル」をめぐる冒険
 ▲TVドラマ「下町ロケット」もいよいよ第2章へ

舞台となった釧路にも行ってみたいし、
唐揚げの一種「ザンギ」やいくらの醤油漬けも食べて見たい。
映画との出会いは、人生を豊かに変えてくれる

人との出会いは「始発駅」
あなたにも、人生を変えてしまう様な「出会い」が待っている!?


Posted by 夜更かし中年隊 at 06:43 │震える~シネマ

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アラカン(アラウンド還暦)世代。
親父の立場や経験から、
独り言・視線・つぶやきを交えながら
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