2015年09月14日

「ヴィンセントが教えてくれたこと」は何だ?

昨夜の「ヨルタモリ」でりえママがゲストの奥田民生のことを
適当ないい加減さが魅力」みたいなことを言ったと思ったが、聞き間違い?
〈いい加減さ〉は普通欠点と見えるが、
それを〈魅力〉と捉えるりえママの慧眼(けいがん)に感心したのだけど・・・

「ヴィンセントが教えてくれたこと」は何だ?
 ▲「ヨルタモリ」では〈イージュー★ライダー〉を披露した奥田民生

「適当ないい加減さが魅力」で思い出したのが、ビル・マーレイという役者。
彼が問題児オヤジを演じる映画「ヴィンセントが教えてくれたこと」。
不良ジジイと少年が忘れ難い相棒になっていく、笑ってホロリとさせるコメディー。

「さあ、人生のホームワークを始めよう。」

このキャッチコピーは「聖人とは、どのような人か?」という学校の宿題とリンクし、
ラストでは関係者を招いた授業発表会への感動へと繋がっていく。

「ヴィンセントが教えてくれたこと」は何だ?

酒ぐせは悪いわ、女にもだらしないく、ギャンブルで借金抱える・・・
そんな駄目オヤジで気難しい役ヴィンセントを、
「ロスト・イン・トランスレーション」などのビル・マーレイが水を得たかの様に演じ、
少年との交流を通して人生の不可解さ・奥深さを示唆していく。
共演者にメリッサ・マッカーシー、ナオミ・ワッツ等の実力者。
監督・脚本はセオドア・メルフィで、作品・主演賞部門で映画賞を賑わせた作品。

原題は「聖人ヴィンセント」、ダメ男ヴィンセントを少年は何故〈聖人〉と崇めるのか?
その謎解きのミステリー?映画ともいえる。
アメリカ公開は4館からスタートし、
共感と評判から2500館の拡大公開になったという傑作!

◎映画「ヴィンセントが教えてくれたこと」予告編


いじめられっ子の少年オイバーは、
純粋な心でヴィンセントの裏側に隠された優しさや心の傷を感じ取る。
年・格好こそ大きく違うが、お互いを認め合い友情を深めていく二人。
  「あなたはただの酔っ払いじゃない
  「俺をまねるな。しっかり生きろ!
駄目オヤジの背景を引っ越してきた12歳の少年を通して知る事で、
ラストではヴィンセントとこの映画が何とも愛おしくなってくる。

この映画への賛辞の言葉。
  「感情を揺すぶられる傑作。」
  「どうしようもなく胸がつまる。」
ビル・マーレイがボブ・ディランの「嵐からの隠れ場所」を実に気ままに適当に歌う、
オマケみたいなエンディングシーンにも味わいがある。

◎ビル・マーレイがボブ・ディランの名曲を超テキトーに歌う特別映像


最後まで素行の悪さを反省しないヴィンセントは、多分こう感じてることだろう。
こんなクソ人生でも、人生はまんざら捨てたもんじゃないなぁ。」


Posted by 夜更かし中年隊 at 12:38 │震える~シネマ

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アラカン(アラウンド還暦)世代。
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