2014年10月05日

「寄居虫女」は〈イヤミス〉だ?

今話題の櫛木 理宇(りう)著「寄居虫女」は、タイトルさえ読めずにいた。
「寄居虫女」と書いて〈やどかりおんな〉、「寄居虫」の季語は〈春〉。

それに〈イヤミス〉とは何のことだ?と問えば、
「後味が悪い」「イヤな気分になる」ミステリー作品を指す言葉なんだと!
   (※嫌味なミス〈女性〉じゃなかったことに、何故かホッ!)
そんなジャンルの小説が、最近は確かに多い。

「寄居虫女」は〈イヤミス〉だ?

「〈イヤミス〉の女王」と賞賛?されている湊かなえの「贖罪」「告白」。
沼田まほかる(名前も凄い!)の「九月が永遠に続けば」「ユリゴコロ」。
真梨幸子の「殺人鬼フジコの衝動」「みんな邪魔」。
直木賞作家:道尾秀介の「向日葵の咲かない夏」・・・

「告白」にしろ「九月が永遠に続けば」にしろ、
現実ありそうでゾクゾクする程怖いが、読み進まずにいられない面白さ。
そして何処かで「お金まで出して、何でこんな嫌な思いをするんだ?」という後悔。

「寄居虫女」は〈イヤミス〉だ?
 ▲本屋大賞受賞時の〈イヤミス〉の女王:湊かなえさん

目を背けたくなる「人間の暗部」「心の小悪さ」「負の部分」を暴いてみせる〈イヤミス〉。
後味悪いけどクセになり、作者のツボに嵌ってしまう小説。
それは最後まで読ませる程、作家に筆力があるからなのだろう。

そんな小説や映画、オイラ夜中には絶体観たり読んだり出来ませんface07




Posted by 夜更かし中年隊 at 08:39 │震える言葉

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アラカン(アラウンド還暦)世代。
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