2013年09月04日

直木賞選考委員選評にみる「ホテルローヤル」

アッ!と言う間に、オール読物の直木賞特集記事を読んだ。
まず、受賞作「ホテルローヤル」への直木賞選考委員の選評が凄い。

100

「この文章力。連作短編集のあらまほしい形を踏んでいる。」阿刀田高

「女の懐の刃先が見え、ゾクッとしてしまう。」伊集院静

「それぞれの登場人物のいじましさ、せつなさ、滑稽さというものは
 何ともいえない。」林真理子

「誰もが反撥せずに身近に感ずる不幸の諸相を、
 上手に表現していた。」浅田次郎

「桜木紫乃さんは、〈生活苦〉を書いたら天下一品の作家。」宮部みゆき



「桜木氏はすぐれた料理人のようなもので、
 どこにでもある材料で旨い料理をつくりあげてしまう。」宮城谷昌光

「状況設定が巧みなうえに、そこで繰り広げられる男女の姿が
 それなりに存在感があり読ませる。」渡辺淳一

「男女が体を繋げる場所・互いの間の溝を認識する場所〈ラブホテル〉。
 その惑いや岩が軽やかに書き分けられいる。うま過ぎる。」桐野夏生

「人間の愚かな悲しみ、安直な行為、あやふやな関連性の底には、
 深い沼のような情念の闇がある。
 それが逆に、小説の光となっているように思える。」北方謙三

100

選考委員ほぼ絶賛!の選評なのだ。
これじゃ、弥が上にも期待してしまうのが読者。
「シャッターチャンス」「本日開店」「星を見ていた」の3作品、
同時掲載の自伝エッセイや官能小説家?先輩・小池真理子氏との対談共々、
アッ!と言う間に読み終えてしまった。

〈ラブホテル〉を舞台に繰り広げられる、人の営みの可笑しみ・哀しさ。
選考委員の選評の視線・言葉の重み・表現力が多様巧みで、
受賞作品以上に面白く楽しめた次第。





Posted by 夜更かし中年隊 at 07:29 │拡がる世界

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アラカン(アラウンド還暦)世代。
親父の立場や経験から、
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