2013年05月24日

高知の観光PRなしか?「県庁おもてなし課」

原作がやたら面白かった有川 浩著「県庁おもてなし課」。

県庁の〈おもてなし課〉設置を機に高知を観光立県として活性化を目指し、
若手県庁職員の掛水を中心に彼を取り巻く人物達のキャラが実に魅力的で、
高知の土地柄や特色・目指すべき観光振興の方向性も垣間見えて
思わず高知に行ってみたい!と思わせる爽やかな読後感があった。

映画化された作品はどうか!?



恋愛ドラマとして三宅喜重監督の演出は実に丁寧で好感覚えるし、
掛水役の錦戸亮は「エエ人」頑張ってるし堀北真希は超カワイイし、
その他の役者もキャラが嵌まって実にいい♪
恋愛ゲームに興じる2組のカップルだけを中心にみれば、それも有りだった。
しかし、原作にあった高知への愛着や郷土愛への熱い思いが伝わって来ない。

原作はあくまで、地方活性化がテーマの「県庁おもてなし課」。
大義名分の目的は高知県の観光化を目指すことで、
それに付随してくる色恋沙汰はいわば添え物だったはず。
それが主客転倒になっている。

原作には観光立県へのお役人の右往左往しながらの活躍や、
手探りながらも発見や驚きのあるローカル色豊かな自然や輝かしい日々があった。
映画ではそこがお座なりになり高知の良さ・PR度がかなりダウン。
2つのラブ・コメの話がメインになっている。



作家にも言わせているが、公務員には〈民間感覚〉がない!
映画にも「県庁おもてなし課」としての〈役割感覚〉がない!
言われるまま・受身型の公務員のユルサ・暢気さだけが際立ち、
本気で観光行政に携わり、観光立県を目指しているのかさえ疑わしくなる。

これで高知県はいいのか?
原作は「県庁おもてなし課」ですと、胸をはれるのか?

・・・と言いつつも、原作と映画とは別物。
〈原作〉と〈映画〉それぞれの〈おもてなし〉の面白さが詰まっています。

【今週のシネマ通信簿】
「図書館戦争」☆☆
「県庁おもてなし課」☆☆☆☆
「探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点」☆☆☆
「藁の盾」☆☆
「リンカーン」☆☆☆
「舟を編む」☆☆☆☆★
「ウエスト・サイド物語」☆☆☆☆




Posted by 夜更かし中年隊 at 16:06 │震える~シネマ

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アラカン(アラウンド還暦)世代。
親父の立場や経験から、
独り言・視線・つぶやきを交えながら
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