2012年12月01日

「ケンタとジュンとカヨちゃんの国」の旬な若手

「こいつら、かわいいだろ?でも行くとこ、何処にもないんだ」
「行くとこも帰るとこもないんだよ」

話は結構陰湿で暗いが、何故か心に残る映画に出会った。
「自分の居場所は何処なのか?」を求め、旅を続ける若者達の姿。
親もいないし行き場所もない青春ロードムービー「ケンタとジュンとカヨちゃんの国」。

「ケンタとジュンとカヨちゃんの国」の旬な若手

監督は「ゲルマニウムの夜」でデビューを飾った大森立嗣(たつし)。
大森南朋の兄で、「海炭市叙景」等で役者としても活躍している。

「ケンタとジュンとカヨちゃんの国」の旬な若手
 ▲多彩な才能を感じさせる大森立嗣監督

気迫あふれる演技力を披露する3人の若者を、
映画界の次世代を担う松田翔太・高良健吾・安藤サクラが演じる。



松田翔太は後半になる程、父・松田優作に似た凄みのある演技の片鱗を披露。
作品毎に多面的な奥深さを感じさせる高良健吾。
安藤サクラは、今村昌平の映画を髣髴とさせる逞しい女性像を演じ切る。

エンディングテーマが、昔よく聞いていた「私たちの望むものは」。
   ♪私たちの望むものは~ 生きる苦しみではなく~
    私たちの望むものは~ 生きる喜びなのだ~
この曲、元歌は誰が歌っていたでしょうか?(ヒント:フォークの神様?)

若い世代が抱える不安や憤り・理不尽さ・・・
踏まれても捨てられても立ち上がる若さと生命力。
それ等を、きらめく個性と輝きで生々しく体現した心震える傑作!
☆☆☆☆ 見て損はない!お奨め作品です。



Posted by 夜更かし中年隊 at 08:34 │震える~シネマ

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アラカン(アラウンド還暦)世代。
親父の立場や経験から、
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