2012年11月19日

小池真理子「欲望」を巡る世界

直木賞作家小池真理子の島清恋愛文学賞受賞作「欲望」読破。
女性の小説に疎いんで、小池真理子さんの本は多分?初。

図書館司書・青田類子は、妻子ある男・能勢との肉欲の関係に溺れている。
袴田に生きた美術装飾品のように扱われる阿佐緒と、完璧に美しい青年・正巳。
類子は次第に、同級生の正巳に強く惹かれていく。
しかし、二人が肉体の悦びを分かち合うことは決してなかった。
正巳は性的不能者だった・・・



小説を読む楽しみに、映画化する場合の俳優を空想キャスティングする癖がある。
存在そのものがエロティックで卑猥な女性・阿佐緒や、
完璧に美しい青年って、実際一体どんな奴?

しかし、この「欲望」は「深呼吸の必要」等の篠原哲雄監督で既に映画化されている。
中心となる青田類子役に板谷由夏・正巳役は村上淳、
ナイスボディを持つ阿佐緒に高岡早紀・能勢に大森南朋・重鎮袴田には津川雅彦。
成る程成る程、当時としては中々のキャスティング♪



小池さんは、一時マスコミで話題になった「知的悪女のすすめ」の著者。
旦那も、同じ直木賞受賞作家の藤田宜永氏。
男女の機微や感情の揺れ動きを繊細な筆致で描き、恋愛小説の第一人者だとか。


 ▲藤田宜永氏。恋愛語るよりミステリーが似合う?

そう言えば藤田氏の島清恋愛文学賞受賞作「求愛」、少し前に読んだ記憶が・・・
心を病んだピアニストと、リハビリ中のプロ野球選手との官能的な恋愛物語。
夫婦共々恋愛を語る名手で、お似合いというか似た者同士。

オダギリ・ジョーと三浦友和コンビがユニークだった三木聡監督の佳作「転々」。
この原作も藤田氏だんたんですね。勉強不足!
今ちょっと流行の街歩きしてみたくなる映画で、不思議なロードムービーで楽しめます♪



「映画は映画の人に任せるから、後は原作を読んで比べて貰えたらいい」
「書き終えた小説について、悩んでいる暇はない・・・」
と言う、藤田氏の小説の映画化に関わるステータスが潔い。

小池真理子や藤田宜永、著書についてネットで調べていくと、
更に花村 萬月「皆月」や「ゲルマニウムの夜」へと興味は拡がっていく。
欲望は果てしなく、体力には果てがある・・・





Posted by 夜更かし中年隊 at 00:10 │拡がる世界

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アラカン(アラウンド還暦)世代。
親父の立場や経験から、
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