2012年10月22日

「ほかならぬ・かけがえのない人」はいるか?

白石一文の直木賞受賞作「ほかならぬ人へ」を、何ヶ月振りかで再読。
「自分にとっての真実の相手は一体、何処にいるのか?」を問う、
大人の切ない恋愛ストーリー2編、「ほかならぬ人へ」と「かけがえのない人へ」。

改題されたという「かけがえのない人へ」は、
以前のタイトル「月が太陽を照らすには」がマッチして好きだなぁ。

「ほかならぬ・かけがえのない人」はいるか?

「上司の良し悪しは、その人を信頼出来るかどうかで決まる」
「どうして、ちゃんとした人間から死んでいくんだろう」
「一人には一人きりの貴重な静寂というものがある」
「自信なんて、感情に任せて突っ走ってる内に付いてくるんじゃないの?」
「そういう時は、一人で耐え忍ぶのが男ってもんじゃないの」

「酔うといろんなことがどうでもよくなる。言葉もつい本音オンリーになる」
「結婚なんてものは、とりあえず今の自分で〇(マル)と思ってる時にするもんだ。
 何かを変えようとか、違う人間になろうとか思ってしちまうとろくなことはない。」
「こんな会社辞めたって、あの男ならきっと何とかやっていくよ」
「きみくらいの年齢なら、負け戦も大事な勉強だ」・・・

親子二代の直木賞受賞、白石一文さんが辿られた作家への道。

「ほかならぬ・かけがえのない人」はいるか?
 ▲白石一文氏の小説とは、一生の付き合いになりそう

◎作家の読書道 白石一文さん
http://www.webdoku.jp/rensai/sakka/michi124_shiraishi/index.html

ちなみに、双子の弟さんも白石文郎という小説家。
小説家になる才能というモノは、ちゃんと受け継がれていくんですね。

自分という存在価値を問い質したくなる時、
本は平静さと他人の生き様を知る上で凄く頼りになる。
映画や本や人に助けられ、やっと自分を取り戻せた気分になれる。





Posted by 夜更かし中年隊 at 09:21 │拡がる世界

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アラカン(アラウンド還暦)世代。
親父の立場や経験から、
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