2012年07月10日

あの頃あんな時代の「オリンピックの身代金」

「邪魔」「空中ブランコ」等の直木賞人気作家・奥田 英朗著「オリンピックの身代金」。

昭和39年夏、アジア初のオリンピック開催を前に熱狂する東京で、連続爆破事件が発生。
国家の威信をかけた捜査が始まる!
作家自ら「これが私の、現時点での最高到達点です」という触れ込みの、
東京オリンピック開催に湧く東京を舞台にした、超弩級の犯罪サスペンス。


 ▲東京オリンピック:日本が生まれ変わろうとしていた時代だった

まだ、上巻を読み終えたばかりだが、いよいよ物語は佳境に・・・?
途中ではあるが、心に引っ掛かる印象的な表現をピックアップ。

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「行く手にバケツでもあれば、思い切り蹴飛ばしそうな勢いだった。
 窓の外の蝉が、まるで誰かに一喝されたかのようにぴたりと鳴くのをやめた」

「東京の景色は、雑踏の景色だ。目に映るすべてに人がいる。
 分母が大きいと、一個人は関心を持たれない」
「決壊した堤防のように、改札口から人が流れ出てきた」

「爆弾なんて、空襲に比べたら花火みたいなものよ」
旧華族の祖母は、案外肝が据わっているのか静かに微笑んで言った。

「書斎にこもるのは、老人になってからでいい」

「肉体の変化は、どこか快感めいたものがある」

「神は求めるところを与えるのだ」・・・

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ストーリー展開の面白さは吉川栄治文学賞受賞作だし折り紙付だが、
腑に落ちる数々の何気ない表現力も楽しんでます♪



「ビートルズ」の定義についての、ある教授の蘊蓄(うんちく)。

「ビートルズというグループは、きっと世界を変えますね。
 宗教以外でプロレタリアートが国境を越えて、
 熱狂する偶像が出現したのは世界史において初めてです。
 しかも、奴隷貿易で栄えたリバプール出身というのが面白い。
 彼らはキリスト教文化が差し出した贖罪(しょくざい)の使徒なんですね・・・」

ビートルズは音楽界の革命児だったのは勿論、社会現象的にも意味があったのか・・・
目からウロコ、棚からボタモチ、鼻からギュウニュウ?face03





Posted by 夜更かし中年隊 at 08:49 │震えて眠れ

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プロフィール
夜更かし中年隊
夜更かし中年隊
アラカン(アラウンド還暦)世代。
親父の立場や経験から、
独り言・視線・つぶやきを交えながら
世の中を笑い飛ばして行きます。
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