2012年06月18日
映画「ガール」に負けるな「ボーイ」
「このアラサー女優陣で〈ガール〉かい?」の疑問を抱きつつ、
自称「身体は老人、心は少年(ボーイ)」の叔父さん向けじゃないけど
旬の女優達にホイホイ惹かれて映画「ガール」鑑賞。
香里奈・麻生久美子・吉瀬美智子・板谷由夏・檀れいの人気女優陣をキャストに、
「空中ぶらんこ」等の直木賞作家、奥田英朗のベストセラーを映画化。
監督は「60歳のラブレター」「白夜行」「神様のカルテ」の深川栄洋。
これ迄の作品を観て、深川監督とはどうも相性が良くない気がしていたが、
「ガール」は個性的な女優陣を夫々の役柄に絡めて見所も添え、
女性の生き様を緩急自在に活写し、ボーイをも納得させる作品になっていた。
「きっと、あなたがここにいる」のキャッチコピーは、
30代前後のキャリア女性にとって、まんざら謳い文句だけに終わっていない。
悩みや葛藤が多い同世代にとっては尚更、
何処かリアルでポジティブな気持ちになれる女性版活劇映画にもなっている。
映画の物語なんで一見パターン化し、解り易い設定になっている。
こんなタイプいるいる!と思わせる女性の人物形成。
彼女等を取り巻く、都合のいい癒し系の男達。
そう思わせながら、ちょっと横道に逸れ意外な展開で魅せる。
広告代理店勤めの香里奈は30歳前になっても夢見る、やや勘違い女。
乙女チックな衣装に囲まれはしゃいだり、不貞腐れて罵声吐いたりのワガママ放題。
ドンな彼氏役向井理の意外な好演もあって、二人の掛け合いが笑わせる。
香里奈の先輩役みたいな〈お光〉の檀れいが、
女もファッションも満喫して生きようとする儲け役で、シーンを浚っている。
この映画の中で、一番の儲け役かも?
不動産勤務のキャリアウーマン麻生久美子は管理職に抜擢されたものの、
女性への偏見を隠そうとしない年上の男性部下に翻弄されている。
悪役を引き受け、憎らしい程の要潤が素晴らしい。
▲要潤のこのクールさを有効活用
こういうしっかりした敵役がいると、俄然映画は輝きだす。
予告編にもあるコイントスも効果的だし、旦那役上地雄輔の存在感も面白い。
文具メーカー勤務・吉瀬美智子は会社でお局様的立場。
年下のイケメン新入社員に恋心を抱き、陰口も囁かれ微妙な存在でもある。
こんな美人に恋人がいないってのも信じがたいし、
あの程度の?新人なんて何処にでもいそうですが・・・
上司のモロ師岡が部下の行動に何かとチャチャ入れるのも、お楽しみの一つ♪
▲何でもない脇役にも注目!
自動車メーカー勤務で、一人息子を育てるシングルマザーの板谷由夏。
「頑張る!と決めたんだから頑張らせてよ!」と、汗かきながらやたら頑張る。
「頑張りすぎなんだよ」と、友達や子供からも労われる始末。
こちらは子育ての大変さに比べ、仕事は順調そうで何より。
逆上がりやキャッチボールを教えてくれる会社の同僚と、今後何かありそう。
女性なら観終わった後、ファッションや恋愛や仕事や上司の事など
いろんな話をしたくなる多様な彩を持つ映画でもあるし、気になる台詞も多い。
「人生の半分はブルー。ブルーと向き合わなきゃ、人生は輝かない」
「オンナはみんな、隣の芝生を眺めながら生きている」
「女の子(ガール)は、いくつになってもキラキラが大好き!」
「あの子には、夢見続けて欲しいよね」 オイラも未だ夢見続けています
「女って大変。だけど楽しい」 男だって、何かと大変っス!
「わたしらしく生きる」 それって聞く耳持たないって事?
「男の人生は足し算だけど、女性の人生は引き算」の台詞。
男の場合は、人によっては20代より30代、40代の方が魅力的になれる。
でも女性は、20代頃は周囲から注目されチヤホヤして貰えるが、
25歳にもなれば売れ残りのクリスマスケーキ?(失礼!)
30代にもなれば周囲の目も厳しくなり、注目度は薄れ生き辛くもなる・・・。
まあそういった意味だろうが、これだってホントにその人次第だし考え方次第。
そして今は熟女が注目を浴びる時代、一般的でも絶対ではない話。
生き方・考え方はいろいろあっていいと思うが、
女性には出産という期限付きの男性が味わえない仕事だってある。
後々後悔しない為にも、経験豊富な先輩諸氏の言う事には耳を傾けていた方がいいよ。
やたら「女は・・・」「わたしは・・・」の自己主張が多く、
女性が怒鳴り、相方の男性を翻弄するシーンも多い映画で、
控え目な?オイラは圧倒されるのだが、女性が元気に輝いているのはイイ。
♪あなたの笑顔 それはみちしるべ (作詞・作曲・歌:福山雅治)
みんな笑顔になれる様に頑張っている。
時代は変わろうと、地に足付いた余裕や自信こそが人を魅力的にする。
自称「身体は老人、心は少年(ボーイ)」の叔父さん向けじゃないけど
旬の女優達にホイホイ惹かれて映画「ガール」鑑賞。
香里奈・麻生久美子・吉瀬美智子・板谷由夏・檀れいの人気女優陣をキャストに、
「空中ぶらんこ」等の直木賞作家、奥田英朗のベストセラーを映画化。
監督は「60歳のラブレター」「白夜行」「神様のカルテ」の深川栄洋。
これ迄の作品を観て、深川監督とはどうも相性が良くない気がしていたが、
「ガール」は個性的な女優陣を夫々の役柄に絡めて見所も添え、
女性の生き様を緩急自在に活写し、ボーイをも納得させる作品になっていた。
「きっと、あなたがここにいる」のキャッチコピーは、
30代前後のキャリア女性にとって、まんざら謳い文句だけに終わっていない。
悩みや葛藤が多い同世代にとっては尚更、
何処かリアルでポジティブな気持ちになれる女性版活劇映画にもなっている。
映画の物語なんで一見パターン化し、解り易い設定になっている。
こんなタイプいるいる!と思わせる女性の人物形成。
彼女等を取り巻く、都合のいい癒し系の男達。
そう思わせながら、ちょっと横道に逸れ意外な展開で魅せる。
広告代理店勤めの香里奈は30歳前になっても夢見る、やや勘違い女。
乙女チックな衣装に囲まれはしゃいだり、不貞腐れて罵声吐いたりのワガママ放題。
ドンな彼氏役向井理の意外な好演もあって、二人の掛け合いが笑わせる。
香里奈の先輩役みたいな〈お光〉の檀れいが、
女もファッションも満喫して生きようとする儲け役で、シーンを浚っている。
この映画の中で、一番の儲け役かも?
不動産勤務のキャリアウーマン麻生久美子は管理職に抜擢されたものの、
女性への偏見を隠そうとしない年上の男性部下に翻弄されている。
悪役を引き受け、憎らしい程の要潤が素晴らしい。
▲要潤のこのクールさを有効活用
こういうしっかりした敵役がいると、俄然映画は輝きだす。
予告編にもあるコイントスも効果的だし、旦那役上地雄輔の存在感も面白い。
文具メーカー勤務・吉瀬美智子は会社でお局様的立場。
年下のイケメン新入社員に恋心を抱き、陰口も囁かれ微妙な存在でもある。
こんな美人に恋人がいないってのも信じがたいし、
あの程度の?新人なんて何処にでもいそうですが・・・
上司のモロ師岡が部下の行動に何かとチャチャ入れるのも、お楽しみの一つ♪
▲何でもない脇役にも注目!
自動車メーカー勤務で、一人息子を育てるシングルマザーの板谷由夏。
「頑張る!と決めたんだから頑張らせてよ!」と、汗かきながらやたら頑張る。
「頑張りすぎなんだよ」と、友達や子供からも労われる始末。
こちらは子育ての大変さに比べ、仕事は順調そうで何より。
逆上がりやキャッチボールを教えてくれる会社の同僚と、今後何かありそう。
女性なら観終わった後、ファッションや恋愛や仕事や上司の事など
いろんな話をしたくなる多様な彩を持つ映画でもあるし、気になる台詞も多い。
「人生の半分はブルー。ブルーと向き合わなきゃ、人生は輝かない」
「オンナはみんな、隣の芝生を眺めながら生きている」
「女の子(ガール)は、いくつになってもキラキラが大好き!」
「あの子には、夢見続けて欲しいよね」 オイラも未だ夢見続けています
「女って大変。だけど楽しい」 男だって、何かと大変っス!
「わたしらしく生きる」 それって聞く耳持たないって事?
講談社文庫 お84-6ガール/奥田英朗 |
「男の人生は足し算だけど、女性の人生は引き算」の台詞。
男の場合は、人によっては20代より30代、40代の方が魅力的になれる。
でも女性は、20代頃は周囲から注目されチヤホヤして貰えるが、
25歳にもなれば売れ残りのクリスマスケーキ?(失礼!)
30代にもなれば周囲の目も厳しくなり、注目度は薄れ生き辛くもなる・・・。
まあそういった意味だろうが、これだってホントにその人次第だし考え方次第。
そして今は熟女が注目を浴びる時代、一般的でも絶対ではない話。
生き方・考え方はいろいろあっていいと思うが、
女性には出産という期限付きの男性が味わえない仕事だってある。
後々後悔しない為にも、経験豊富な先輩諸氏の言う事には耳を傾けていた方がいいよ。
やたら「女は・・・」「わたしは・・・」の自己主張が多く、
女性が怒鳴り、相方の男性を翻弄するシーンも多い映画で、
控え目な?オイラは圧倒されるのだが、女性が元気に輝いているのはイイ。
♪あなたの笑顔 それはみちしるべ (作詞・作曲・歌:福山雅治)
みんな笑顔になれる様に頑張っている。
時代は変わろうと、地に足付いた余裕や自信こそが人を魅力的にする。
Posted by 夜更かし中年隊 at 06:55
│震える~シネマ