2011年11月08日

もっと声に出して笑える日本語

数年前ベストセラーになりましたね、齋藤 孝著「声に出して読みたい日本語」。
「祇園精舎の鐘の声」 「手前持ちいだしたるは、四六のがまの油」「生麦生米生卵」・・・
声に出したくなる古典の名句や口上・早口言葉等を集めた視点が面白い本。
「日本語の宝石」とも言われるこうした言葉は、
暗誦することで言語感覚を養い、心と身体を鍛える訓練法にもなってたらしい。

その流行に便乗した?洒落たタイトル「声に出して笑える日本語」。
作者は立川談四楼(タテカワダンシロウ)。

もっと声に出して笑える日本語
 ▲落語の世界は奥が深い

1951年の群馬県生まれ。(同じ還暦じゃん!)
立川談志に入門し、1983年に立川流落語会第一期真打。
真打昇進試験を題材にした「屈折13年」で文壇デビュー。
アナウンサーの言い間違や思わずニヤリ!の下ネタ・味わい深いセリフなど
耳を澄ませて笑える日本語を集めた本が「声に出して笑える日本語」。
「落語家にして小説家でもある著者ならではの耳の付け所が冴え渡る!」と評判になった。

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そして、先日のNNS新聞「春秋」欄で「もっと声に出して笑える日本語」の記事発見。
お題は「面白い日本語」、気分転換にしばしお付き合いを・・・で始まり、
言い間違いの言葉から世相を読み取る切り口に思わず喝采した。

「代わりの者が参ります。」を「変わり者が参ります。」
「部長はまだ出社しておりません。」が「部長はまだ出所しておりません。」
決起集会で「みんな一糸まとわぬ団結心で頑張ろう。」(それって裸じゃん!)
社長の訓示「もう後戻りは出来ない。すでに匙(さじ)は投げられた。」(じゃあ、ダメじゃん!)
・・・なんて突っ込みで笑わせてくれる。

もっと声に出して笑える日本語
 ▲一糸まとわぬ・・・とはこの事。

「一糸まとわぬ団結心」は「一糸乱れぬ団結力」、
「匙は投げられた。(手を引く)」は「賽は投げられた。(断行するほかはない)」
まともに言ってるつもりが、つい口が滑って本音が漏れる?
職場も組織も、誇り方・くくり方を間違えないようにしよう!と締めくくる。

「ただいま地震が、地震が揺れています!」
「ウチの孫はアメリカにホームレスに行ってるんだ。」
「あたってくじけろ!」・・・見渡せば、何処にでも誰にでもありそうな迷言。
でも、それがアナウンサーや有名人の口から漏れると更に輝く?



パワーアップして再度登場の「もっと声に出して笑える日本語」。
確実に笑えてタメになる?傑作エッセイです。

立川談四楼オフィシャルサイトはこちら→http://www.danshirou.com/





Posted by 夜更かし中年隊 at 05:35 │拡がる世界
この記事へのコメント
ついつい本音がポロっと。。。たまにあります笑
ちょっとした言い間違いは、確実に笑いのツボにハマリます。
Posted by ryu3ryu3 at 2011年11月09日 22:45
ryu3 さん

たまにだったらいいですよ。
オイラはしょっちゅう(^_^; 本音で生きています(@_@)

「ガルシアさんから電話です。」
ガルシア?そんな外人知ってたかなぁ?と電話で話すと、
ガラス屋さんだった(*_*)
Posted by 夜更かし中年隊夜更かし中年隊 at 2011年11月10日 06:22

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アラカン(アラウンド還暦)世代。
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