2015年07月18日
師よ再び♪「城アラキ」語録
未だマイブームの渦中にある作家〈城アラキ〉さんの語録から。
「ノーマン・マクリーンの小説〈マクリーンの川〉を映画化した
ロバート・レッドフォード監督ブラッド・ピット主演の〈リバーランズ・スルー・イット〉。
この映画の中に〈スピーク・イージー〉と呼ばれるもぐり酒場が登場する。
客が店の扉をノックするとドアの小窓が開かれ、客を確認してから扉が開かれる。
扉は分厚く、多分ピストルの弾ぐらいではとても貫通できない。」
▲次回観る時はもぐり酒場に注目
「バーとは〈HIDEOUT〉(ギャングの隠家)である。
だからバーの扉は重く、道行く人を拒むかのように店名も小さく目立たない。
その代わり一旦中に入れば、重い扉があるからこそ
お客様は安心して外の世界を忘れられる。」
分厚い扉は、世間の法律からも酒飲み達を守った。」
銃社会のアメリカ・ギャングが蔓延るアメリカだからこその逸話だが、
確かに禁酒法時代の映画はそうだったように記憶する。
翻って、日本にはこのような「扉」の意識はなかった。
▲面影がある北新地の「ベッソ マリアール」By 東京 バー紀行より
「日本は建物自体が木と紙で出来ている。
居酒屋の暖簾が分かりやすい。
中の楽しげな気配で外の客を招き入れること、鰻屋の煙に似ている。
人間関係も同じくやや曖昧で、扉のようなはっきりした境目を設けない。」
お店の構えや扉の考察までもが、文化の違いを焙り出す。
酒場の話からバーテンダー・扉・ワイン・お店・人生論へと、話は拡がるばかり。
マツコもオイラも、まだまだ知らない世界だらけ。
「ノーマン・マクリーンの小説〈マクリーンの川〉を映画化した
ロバート・レッドフォード監督ブラッド・ピット主演の〈リバーランズ・スルー・イット〉。
この映画の中に〈スピーク・イージー〉と呼ばれるもぐり酒場が登場する。
客が店の扉をノックするとドアの小窓が開かれ、客を確認してから扉が開かれる。
扉は分厚く、多分ピストルの弾ぐらいではとても貫通できない。」
▲次回観る時はもぐり酒場に注目
「バーとは〈HIDEOUT〉(ギャングの隠家)である。
だからバーの扉は重く、道行く人を拒むかのように店名も小さく目立たない。
その代わり一旦中に入れば、重い扉があるからこそ
お客様は安心して外の世界を忘れられる。」
分厚い扉は、世間の法律からも酒飲み達を守った。」
銃社会のアメリカ・ギャングが蔓延るアメリカだからこその逸話だが、
確かに禁酒法時代の映画はそうだったように記憶する。
翻って、日本にはこのような「扉」の意識はなかった。
▲面影がある北新地の「ベッソ マリアール」By 東京 バー紀行より
「日本は建物自体が木と紙で出来ている。
居酒屋の暖簾が分かりやすい。
中の楽しげな気配で外の客を招き入れること、鰻屋の煙に似ている。
人間関係も同じくやや曖昧で、扉のようなはっきりした境目を設けない。」
お店の構えや扉の考察までもが、文化の違いを焙り出す。
酒場の話からバーテンダー・扉・ワイン・お店・人生論へと、話は拡がるばかり。
マツコもオイラも、まだまだ知らない世界だらけ。