2015年03月12日
これからどうなる?「ソロモンの偽証 前篇・事件」
「嘘つきは、大人のはじまり。」
クリスマスの朝、校庭に転落死した男子生徒。その死は自殺か、他殺か・・・。
心揺さぶる衝撃のヒューマン・ミステリー超大作、誕生。
話題作の第一部「ソロモンの偽証 前篇・事件」鑑賞。
「ソロモン」とは古代イスラエル王国の国王名で、
「賢い裁きをする人」や「知恵」の象徴。
ベストセラー作家・宮部みゆき原作を「八日目の蝉」の成島出監督が、
「前篇・事件」「後篇・裁判」の2部作で映画化。
謎が謎を呼ぶ面白いミステリー・サスペンス大作に仕上げている。
生徒役は主演級を含め、日本映画史上最大規模のオーディションで選出されたと言う。
主役の藤野涼子役には、役名から命名したという藤野涼子。
若かりし頃の紺野美沙子を想い出させる、一途で真摯な視線が役柄にマッチ。
▲左が藤野涼子さん、右が紺野美沙子さん
優等生イメージだが不気味な、謎の生徒役・神原和彦役に板垣瑞生。
こちらは薄ら笑いと目が羽鳥慎一アナに瓜二つ。
▲左が板垣瑞生クン、右が羽鳥慎一アナ
お笑いコンビ「まえだまえだ」の兄で、タレントの前田航基も重要な役で登場。
緊迫したドラマの中で、体型からか安定した演技力をみせる。
多くの生徒役も役柄を演じ抜き、最近の若手の感受性や表現力には舌を巻く。
脇を固めるのが小日向文世・佐々木蔵之介・夏川結衣・永作博美等の実力派。
第一部前篇のみの上映だけに事の発端と不可解な謎が深まる展開で、
観終わった後にはどうしてもモヤモヤ感が残る。
◎映画「ソロモンの偽証 前篇・事件」「ソロモンの偽証 後篇・裁判」予告編
唐突感が歪めない校長の辞任はじめ、やたら辞表を提出する関係者。
二年目の担任教師森内先生の自信喪失振りと、
「柏木君の呪いだ」という恐怖感は一体何処からくるものか?
犯人と告発される大出少年家の火事の原因は?
告発状に絡む三宅の友人松子の死は、本当に交通事故なのか?
思慮不足で直情型の、これで教師なのか?という不信感。
2年生時の事件を進級した3年生で解決しようとする、
長時間に渡る意識の維持は何処から来るのか?
中学生で、何処まで裁判制度を理解出来ているのか?・・・
これ等の疑問が、果たして後編や原作で見事に解決できるのか?
原作を読むと意識を引きずり映画鑑賞の邪魔にもなるので、
今回は原作も未読で映画にチャレンジし、楽しめた。
執拗で陰湿ないじめ現場、それを遠巻きに見ているという2重構造。
他人には単なる〈いじめ〉にしか写らないが、
その奥は何処か醒めていて役柄を演じ相手に憧れを抱く関係性。
「口先だけの偽善者だ」と非難する柏木卓也は、本当に殺されたのか?
「その嘘に隠された真実を、あなたは見抜けるか」
凄く気になる第二部「ソロモンの偽証 後篇・裁判」は、来月4月11日公開!
◎オフィシャル・サイト http://solomon-movie.jp/
クリスマスの朝、校庭に転落死した男子生徒。その死は自殺か、他殺か・・・。
心揺さぶる衝撃のヒューマン・ミステリー超大作、誕生。
話題作の第一部「ソロモンの偽証 前篇・事件」鑑賞。
「ソロモン」とは古代イスラエル王国の国王名で、
「賢い裁きをする人」や「知恵」の象徴。
ベストセラー作家・宮部みゆき原作を「八日目の蝉」の成島出監督が、
「前篇・事件」「後篇・裁判」の2部作で映画化。
謎が謎を呼ぶ面白いミステリー・サスペンス大作に仕上げている。
生徒役は主演級を含め、日本映画史上最大規模のオーディションで選出されたと言う。
主役の藤野涼子役には、役名から命名したという藤野涼子。
若かりし頃の紺野美沙子を想い出させる、一途で真摯な視線が役柄にマッチ。
▲左が藤野涼子さん、右が紺野美沙子さん
優等生イメージだが不気味な、謎の生徒役・神原和彦役に板垣瑞生。
こちらは薄ら笑いと目が羽鳥慎一アナに瓜二つ。
▲左が板垣瑞生クン、右が羽鳥慎一アナ
お笑いコンビ「まえだまえだ」の兄で、タレントの前田航基も重要な役で登場。
緊迫したドラマの中で、体型からか安定した演技力をみせる。
多くの生徒役も役柄を演じ抜き、最近の若手の感受性や表現力には舌を巻く。
脇を固めるのが小日向文世・佐々木蔵之介・夏川結衣・永作博美等の実力派。
第一部前篇のみの上映だけに事の発端と不可解な謎が深まる展開で、
観終わった後にはどうしてもモヤモヤ感が残る。
◎映画「ソロモンの偽証 前篇・事件」「ソロモンの偽証 後篇・裁判」予告編
唐突感が歪めない校長の辞任はじめ、やたら辞表を提出する関係者。
二年目の担任教師森内先生の自信喪失振りと、
「柏木君の呪いだ」という恐怖感は一体何処からくるものか?
犯人と告発される大出少年家の火事の原因は?
告発状に絡む三宅の友人松子の死は、本当に交通事故なのか?
思慮不足で直情型の、これで教師なのか?という不信感。
2年生時の事件を進級した3年生で解決しようとする、
長時間に渡る意識の維持は何処から来るのか?
中学生で、何処まで裁判制度を理解出来ているのか?・・・
これ等の疑問が、果たして後編や原作で見事に解決できるのか?
原作を読むと意識を引きずり映画鑑賞の邪魔にもなるので、
今回は原作も未読で映画にチャレンジし、楽しめた。
執拗で陰湿ないじめ現場、それを遠巻きに見ているという2重構造。
他人には単なる〈いじめ〉にしか写らないが、
その奥は何処か醒めていて役柄を演じ相手に憧れを抱く関係性。
「口先だけの偽善者だ」と非難する柏木卓也は、本当に殺されたのか?
「その嘘に隠された真実を、あなたは見抜けるか」
凄く気になる第二部「ソロモンの偽証 後篇・裁判」は、来月4月11日公開!
◎オフィシャル・サイト http://solomon-movie.jp/