2015年01月30日
紅皿「じゅうでん」再び♪
「二度あることは三度ある」」「仏の顔も三度まで」「三度目の正直」・・・
NN新聞の紅皿「じゅうでん」の話題も、ついに今回で三回目。
◎「じゅうでん」の記事にホロッ
http://hayaoki1951.noramba.net/e266545.html
◎紅皿賞で勝手に歓喜♪
http://hayaoki1951.noramba.net/e266659.html
これまで名文!として取り上げて来た井上さん投稿の紅皿「じゅうでん」が、
今度は年間賞3作の一本に決定したのだ!
▲掲載開始60周年「紅皿年間賞」は3作品
「共感した」「心を動かされた」という〈紅皿年間賞〉。
他の2作品を短く紹介すると・・・
福本さん投稿「記憶の向こうに」の話は、ほろ苦い。
50年以上付き合いの友人からの連絡が途絶える。
賢く感性豊かな人で、自分が落ち込んだ時は
「年をとるのも悪くないよ。いろんなことが見えてくるもの」と励ましてくれた。
電話した時に少し様子が変で、電話を変わられた夫君から
「妻はボケて字も読めません。
もう電話もしてこないで下さい」と言われ、その後の入院を知る。
見舞いに行き話すと笑顔で応対するが、別人の彼女がいる。
数日後、夫君から「長い間のご友情、有難うございました」の礼状が届く。
以後電話も出来ず、年賀状を送っても反応がない。
彼女の文字や笑い声が、懐かしく思い出される。
福本さん自身も、記憶を失っていく夫と漫才のような会話を10年も続けていることを、
読者は最後にあかされる。
大島さん投稿「駐車場で」は、その光景が見えてくる様だ。
▲殺風景な駐車場での出来事だった・・・
敬老会余興で披露する為に、
雨の降る駐車場で「恋のバカンス」の手話の練習をしていた。
運動オンチ・リズムオンチでもの覚えもよくないので、必死に練習していた。
横に買物客の車が滑り込んでくる。
女性は買物へ、男性は車で留守番。
私は男性に背を向け手を動かし、数十分練習していた・・・
その内女性が買い物から戻り、少しして車の窓をコンコンとノックする。
耳の不自由な方だった。
男性が私の手話の練習を見ていたのか、
女性は唇を動かしながら手話で「頑張って!」。
思わぬ出来事に、驚きと恥ずかしい思い。
即興で「車」「傘」や「ありがとう」を両手で習い、やがて二人は車で去る。
私は「ありがとう」の手話を何度も何度も繰り返しながら、
優しく励まして下さった二人に感動し涙する。
ほんの数分間の出来事、幸せな一日。
世の中は、いろんなドラマに充ちている。
「自らも楽しみ、人々にも喜びを与える。
大切な人生を、こうした心構えで送りたい。」~松下幸之助~
NN新聞の紅皿「じゅうでん」の話題も、ついに今回で三回目。
◎「じゅうでん」の記事にホロッ
http://hayaoki1951.noramba.net/e266545.html
◎紅皿賞で勝手に歓喜♪
http://hayaoki1951.noramba.net/e266659.html
これまで名文!として取り上げて来た井上さん投稿の紅皿「じゅうでん」が、
今度は年間賞3作の一本に決定したのだ!
▲掲載開始60周年「紅皿年間賞」は3作品
「共感した」「心を動かされた」という〈紅皿年間賞〉。
他の2作品を短く紹介すると・・・
福本さん投稿「記憶の向こうに」の話は、ほろ苦い。
50年以上付き合いの友人からの連絡が途絶える。
賢く感性豊かな人で、自分が落ち込んだ時は
「年をとるのも悪くないよ。いろんなことが見えてくるもの」と励ましてくれた。
電話した時に少し様子が変で、電話を変わられた夫君から
「妻はボケて字も読めません。
もう電話もしてこないで下さい」と言われ、その後の入院を知る。
見舞いに行き話すと笑顔で応対するが、別人の彼女がいる。
数日後、夫君から「長い間のご友情、有難うございました」の礼状が届く。
以後電話も出来ず、年賀状を送っても反応がない。
彼女の文字や笑い声が、懐かしく思い出される。
福本さん自身も、記憶を失っていく夫と漫才のような会話を10年も続けていることを、
読者は最後にあかされる。
大島さん投稿「駐車場で」は、その光景が見えてくる様だ。
▲殺風景な駐車場での出来事だった・・・
敬老会余興で披露する為に、
雨の降る駐車場で「恋のバカンス」の手話の練習をしていた。
運動オンチ・リズムオンチでもの覚えもよくないので、必死に練習していた。
横に買物客の車が滑り込んでくる。
女性は買物へ、男性は車で留守番。
私は男性に背を向け手を動かし、数十分練習していた・・・
その内女性が買い物から戻り、少しして車の窓をコンコンとノックする。
耳の不自由な方だった。
男性が私の手話の練習を見ていたのか、
女性は唇を動かしながら手話で「頑張って!」。
思わぬ出来事に、驚きと恥ずかしい思い。
即興で「車」「傘」や「ありがとう」を両手で習い、やがて二人は車で去る。
私は「ありがとう」の手話を何度も何度も繰り返しながら、
優しく励まして下さった二人に感動し涙する。
ほんの数分間の出来事、幸せな一日。
世の中は、いろんなドラマに充ちている。
「自らも楽しみ、人々にも喜びを与える。
大切な人生を、こうした心構えで送りたい。」~松下幸之助~