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Posted by のらんば長崎運営事務局 at

2014年04月29日

「秋刀魚の味」はほろ苦し

20代頃に初めて観た小津安二郎「秋刀魚の味(1962年)を再見。
端的にいえば、娘を嫁にやる男やもめの父親の話。
その裏には残された人生の、老いと孤独という­深くて永遠のテーマが漂う。

監督は、生涯独身を通した小津安二郎。
出演が岩下志麻、笠智衆、佐田啓二、岡田茉莉子、東野英治郎、杉村春子など
個性豊かな懐かしい俳優が揃い踏み。


 ▲岩下志麻の花嫁姿も登場。いずれ極妻の姐さんになろうとは・・・

嫁入り前の娘を持つ父親絡みの話は、
「麦秋」「晩春」など小津作品にはよくある話。
この「秋刀魚の味」にも男やもめの父親の世話で娘が婚期を逃した話や、
若い奥さんを後妻にもらう仲間の話など登場する。

若い時はは気付かないでいた、残酷で寂しげなシーンが意外と多い。
笠智衆・中村伸郎・北竜二等の恩師ひょうたん先生(東野英治郎)の生活振りや、
先生と二人暮らしの娘さん(杉村春子)の酔いつぶれた親父を見る冷ややかな視線。
笠智衆は1904年〔明治37年〕5月生まれ。
東野英治郎が1907年9月生まれ。
杉村春子は1906年1月生まれ。
この時50代半ばの3俳優が、恩師・生徒・娘役を演じる凄さ。

◎「秋刀魚の味」予告編


話によく聞く〈トリスバー〉で、軍艦マーチに合わせ敬礼して行進する加東大介。
数回繰り返される、同級生同志のたわいない小料理屋での飲み会。
友人の死亡説で女将を騙したり、
先約が決まって婚約が手遅れになったと驚かす直ぐばれる嘘のお遊び。
旦那はゴルフに、奥さんは電化製品に夢中の若夫婦のスケッチ。

日常の取り止めのないシーンが淡々と綴られ、それだけにジ~ンと心に沁みていく。
娘が嫁いだ日、ラストシーンで水を飲み肩を落とす父親の佇まいが印象的だ。
定点観測の映像作家・小津安二郎の遺作。





  


Posted by 夜更かし中年隊 at 14:15震える~シネマ
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アラカン(アラウンド還暦)世代。
親父の立場や経験から、
独り言・視線・つぶやきを交えながら
世の中を笑い飛ばして行きます。
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