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Posted by のらんば長崎運営事務局 at

2013年04月26日

何でこうなる?作家:伊集院静を巡る世界

伊集院静著「乳房」は、平成3年度の吉川英治文学新人賞受賞作。
その本が、手元に2冊ある。
共にBook Off で買ったやつで、各100円也。
単行本と文庫本、何で同じ本が二冊?ボケたんかい!?


 ▲大きさの違いはあるが、同じ本が2冊

「くらげ」「乳房」「残塁」「桃の宵橋」「クレープ」からなる5編の小説には、
過去を振り返った時感じる切なさや愛惜が詰まっている。

「駄目よ修ちゃんは、もっと遊ばないから、奥さんに先に遊ばれちゃうのよ」
「嫌だわ、そんな目をしちゃ、なる実もならなくなるわよ」
「急に善人なんかになっちゃうと、上手くいくもんも上手くいかないんでないの」
「・・・公子はどこか女として欠落していると思った」
「いくら惚れて一緒になったって言っても、男と女はひとりづつ別の人間なんだ」
「やだ、少し手が濡れてる。助平なんだ」
「どんな男をも受け入れる健康な肉体が、
 私が掴むたびに号令のようにあえぎ声を上げていた」
「この程度でもめる女なら、この先同棲もできないだろう」
「先のことを考えると、ため息をつきたい時はあった」・・・

別に色っぽいベッドシーンや舌舐めずりするような処でもないのに、
伊集院氏の書く文章はどこか色っぽく懐かしい。

彼をインタビューした取材陣は、後から「かっこええ~」と溜息をもらすんだそうな。
作詞家の阿木燿子に言わせると、伊集院氏は酒場では
「いつもニコニコしてて、罪作りな程女性には優しい」そうな。

傍に好きな女性と酒さえあれば、男って生き物は楽しくなれるもんさ。
男も、女も、年齢に関係無く、色気を無くしちゃいかんね。



「忙しい時ほど、物の見方は広角的になる」
「本物には訴える何かが備わっている」
「平等性を失うことは絶対にやめよう」
「5つ下と5つ上に優秀な人がいたら、尊敬しよう」
「自分を頼りにしてきたり相談してくる人がいたら、ベストを尽くそう」
「3年黙ってひとつのことをやり続けなさい」
「すぐに役に立つことは、すぐ役に立たなくなる」

作家:伊集院静の「大人の流儀」を少し見習って、オイラも・・・

  


Posted by 夜更かし中年隊 at 15:23笑って眠れ
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アラカン(アラウンド還暦)世代。
親父の立場や経験から、
独り言・視線・つぶやきを交えながら
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