2013年01月26日
節穴・局アナ・落とし穴
「お嬢様の目は、節穴でございますか?」
先週、ベストセラーの東川篤哉著「謎解きはディナーのあとで」を読み終え、
ミステリーの課題に挑む面白さを味わったばかりだった。
そのミステリー気分?を現実に味わうとは・・・!
個人情報や秘匿義務も絡んだ話なので、あまりに詳しく書けないのだが
この世の不思議さ・哀しさ・楽しさ・面白さを味わう事件となった。
今は、自治区の見回り関連の仕事で日々動いているのだが
「高校生が朝から着の身着のままで行方不明!」との連絡を受けたのが、昼2時過ぎ。
相棒と二人、いつもの巡回コースから隣の自治区へ捜索の手伝いに回る。
不明になった時刻・服装・名前・身体の特徴・高校名等の特徴を移動中の車内で聞き、
写真が手元にないのが何とも心もとない状況で、とにかく捜索開始。
高校生だったらどういう処へ向かい、回り、何処へ立ち寄る?
コンビニ・ショッピングセンター・ゲーム&DVD店・商店街・住宅街・公園・・・
雪も散らつく寒い日だし軽装らしいんで、遠くへ行かないだろう?
老化しかけの身体能力と頭脳の回転を高校生レベルまで何とか持ち上げ、
「寒い、寒い」と震えながら、あちこち移動しての捜索活動。
そして仕事も終盤の5時過ぎ、相方と「ひょっとしたら?」と最寄の図書館へ。
ぐるっと静かな館内を一周、それらしき人物は・・・いそうにない。
奥まで入ると、4人掛けのテーブルに3人。
その一人がうつ伏せになって眠っている。
顔も年齢も解らないし服装もちょいと違う、頭も聞いていた短髪ではないし・・・。
靴は?と思い、そっと近寄り足元を覗く。
黒!色は合ってる。
ダメでもともとと、眠っている処を起こし聞いてみる。
「ちょっといいかな?〇〇くんじゃないかな?」
「はい、そうです」
連携プレーで班長や所轄に連絡を取り、迎えに来て貰う。
そして車に同乗させて貰い、高校生の自宅まで送る。
お母さんが毛布を抱えて、車から出てくる子供を出迎え。
「ありがとうございました」と涙で感謝され、こちらもつい貰い泣き。
車内での「何故?」「どうして?」「何処に行ってた?」「何をにしていた?」・・・
いろんな質問にも言葉少ない、真面目そうな高校生。
思春期だし悩むこともたくさんあるだろう。
でも、身内を心配させ泣かせちゃいかんなぁ。
最悪の場合も考慮されるような状況だった・・・と、帰りの車内で聞く。
役に立て、無事発見できて良かった。
悩むのはいいけど、負けるな!挫けるな!若者達よ。
世の中は、思った以上に驚きと不思議に満ちている♪
「オイラの目は、まだまだ節穴ではござらぬ」
先週、ベストセラーの東川篤哉著「謎解きはディナーのあとで」を読み終え、
ミステリーの課題に挑む面白さを味わったばかりだった。
そのミステリー気分?を現実に味わうとは・・・!
個人情報や秘匿義務も絡んだ話なので、あまりに詳しく書けないのだが
この世の不思議さ・哀しさ・楽しさ・面白さを味わう事件となった。
今は、自治区の見回り関連の仕事で日々動いているのだが
「高校生が朝から着の身着のままで行方不明!」との連絡を受けたのが、昼2時過ぎ。
相棒と二人、いつもの巡回コースから隣の自治区へ捜索の手伝いに回る。
不明になった時刻・服装・名前・身体の特徴・高校名等の特徴を移動中の車内で聞き、
写真が手元にないのが何とも心もとない状況で、とにかく捜索開始。
高校生だったらどういう処へ向かい、回り、何処へ立ち寄る?
コンビニ・ショッピングセンター・ゲーム&DVD店・商店街・住宅街・公園・・・
雪も散らつく寒い日だし軽装らしいんで、遠くへ行かないだろう?
老化しかけの身体能力と頭脳の回転を高校生レベルまで何とか持ち上げ、
「寒い、寒い」と震えながら、あちこち移動しての捜索活動。
そして仕事も終盤の5時過ぎ、相方と「ひょっとしたら?」と最寄の図書館へ。
ぐるっと静かな館内を一周、それらしき人物は・・・いそうにない。
奥まで入ると、4人掛けのテーブルに3人。
その一人がうつ伏せになって眠っている。
顔も年齢も解らないし服装もちょいと違う、頭も聞いていた短髪ではないし・・・。
靴は?と思い、そっと近寄り足元を覗く。
黒!色は合ってる。
ダメでもともとと、眠っている処を起こし聞いてみる。
「ちょっといいかな?〇〇くんじゃないかな?」
「はい、そうです」
連携プレーで班長や所轄に連絡を取り、迎えに来て貰う。
そして車に同乗させて貰い、高校生の自宅まで送る。
お母さんが毛布を抱えて、車から出てくる子供を出迎え。
「ありがとうございました」と涙で感謝され、こちらもつい貰い泣き。
車内での「何故?」「どうして?」「何処に行ってた?」「何をにしていた?」・・・
いろんな質問にも言葉少ない、真面目そうな高校生。
思春期だし悩むこともたくさんあるだろう。
でも、身内を心配させ泣かせちゃいかんなぁ。
最悪の場合も考慮されるような状況だった・・・と、帰りの車内で聞く。
役に立て、無事発見できて良かった。
悩むのはいいけど、負けるな!挫けるな!若者達よ。
世の中は、思った以上に驚きと不思議に満ちている♪
「オイラの目は、まだまだ節穴ではござらぬ」