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Posted by のらんば長崎運営事務局 at

2011年09月07日

弔辞にちょっ注目

年齢を重ねる毎に、葬儀への出席が増える。
知人の数もある程度まで増加するが、定年といったある地点から
知り合う数より亡くなっていく数が増え、生者・死者の知人の数は逆転する。icon11

親父が70歳過ぎた頃だったか、
「知り合いが段々減っていく。」と、ボツリと言ってたのを想い出す。
長生きもいいけれど、そんな寂しい思いをする時期が誰にでも来るんだよなぁ。

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葬儀には欠かせない弔辞。
以前、文芸春秋の特集記事で軽く触れたけれど、忘れられない弔辞がある。

漫画家の赤塚不二夫さんの葬儀
弔辞は、赤塚さんの後押しで芸能界デビューしたタモリさん。


 ▲赤塚さんは猫好きだった

デビューの頃を振り返りながら 、
「いろんなお笑いネタを作りながら、教えを受けました。
 あなたに言われたことは、 未だに私の中に金言としてあります。
 父、兄、そして時々すっこ抜ける無邪気な笑顔は、弟のようだった。
 私が人生で初めて読む弔辞が、あなたのものとは・・・。
 今まで一言もお礼を言ったことがないが、今お礼を言います。
 私も、あなたの数多い作品の一つです・・・。」

原稿を拡げ読むような格好で弔辞を行ったが、
あの原稿が実は白紙だった・・・と後で解り、驚かされる。

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米軍施設勤務からコメディアン、大坂府知事まで勤めた横山ノックさんの葬儀
弔辞を読んだのは、かってコンビを一緒に組んで活躍していた上岡龍太郎さん。


 ▲親戚にいますね、こんな感じの叔父さん

「大阪府知事から被告人まで肩書きを次々と変えたけど、
 妻は一度も代えてないノックさん。
 大好きなマージャンも弱かったノックさん。
 英語が話せるのに、カタカナが苦手だったノックさん。
 いつでも、僕らの味方をしてくれたノックさん。
 本当に有難うございました・・・。」

独特の漫談調ながら想いが詰まった弔辞だった。

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最近では、俳優やブルース歌手としても活躍していた原田芳雄さんの葬儀
弔辞を捧げたのは、ATG映画時代からの盟友・石橋蓮司さん。


 ▲我等のアンチヒーローだった

「原田芳雄に向かって自分が弔辞を言う、
 こんな馬鹿げた、悪ふざけはあるだろうか。
 弔辞という文字も正確に書けなかったし、
 弔辞とは故人の業績をたたえ人に伝えるとあった。
 今、芳雄の業績なんか称えたくないし人に伝えなくていい。
 ただただ、ただただ、おまえが今ここにいてくれればいい。
 おまえが今ここにいて『これは冗談だ』と言ってほしい。
 それが芳雄、俺たち仲間に対しての最大の業績だよ・・・。」

苦楽を共にした、長い付き合いから発せられる言葉の数々は重い。

  


Posted by 夜更かし中年隊 at 04:29人生いろいろ
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プロフィール
夜更かし中年隊
夜更かし中年隊
アラカン(アラウンド還暦)世代。
親父の立場や経験から、
独り言・視線・つぶやきを交えながら
世の中を笑い飛ばして行きます。
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